皮脂分泌の少ない方はもちろん、皮脂が憎いっ!という方も、今一度、皮脂の役割を再確認してみませんか?
皮脂の3つの役割
お肌が弱酸性に保たれている状態では、雑菌が繁殖しにくく、お肌の常在菌の環境も守られます。
皮脂の分泌の少ない方の場合は、この機能が低下していますので、お肌がアルカリ性に偏りがちで様々なトラブルの要因となっています。
「ワセリン」や「スクワラン」だけでは補えないもの
皮脂の主な成分の1つである「スクワレン」は酸化されやすいですが、酸化されにくい「スクワラン」を使うことで、活性酸素の発生を抑えることができる点は、優秀なオイルです。
皮脂の成分
トリグリセリド(25%)
脂肪酸(25%)
ワックス類(22%)
スクワレン(10%)
モノ・ジグリセリド(10%)
コレステリルエステル(2.5%)
コレステロール(1.5%)
その他(4%)
皮脂分泌が十分な方は、皮脂が酸化されてしまう前に軽くふき取り、代わりに「スクワラン」などを含んだ酸化されにくいオイルを少量補うのは良いと思います。
しかし、スクワランやワセリンにはお肌を弱酸性に保つ働きはありませんので、皮脂分泌の少ない方が、これだけを使用しているというのは、ちょっとお勧めできません。
皮脂分泌の少ない方におすすめ「オイルの条件」
脂肪酸はトリグリセリドやワックス類がお肌の上で加水分解されても生じますので、これらの成分を含んだオイルを塗るのがお勧めです。
オイルの成分でパルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などの脂肪酸を多く含んだトリグリセリドが主成分の植物油が入手しやすく良いのではないでしょうか。
マカデミアナッツオイルは脂肪酸組成が皮脂によく似ていると言われていますよ。
オイルを選ぶ際の注意点
どなたにもオイルをおススメするワケではありません。
・脂漏性皮膚炎の方など、脂肪酸などの油分で炎症を起こしてしまう場合があります。
脂漏性皮膚炎の方のスキンケアのポイントは「油分を避ける」こと
・毛穴の開きやニキビが気になる方は、オレイン酸などの「不飽和脂肪酸」が毛穴の内部で刺激となって炎症や角化の異常を引き起こすと言われています。
・オイルに含まれる不純物はお肌への刺激となりますので、できるだけ不純物の少ない化粧品グレードのオイルを選ぶことをお勧めします。
いかがでしたか?
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