え?脂漏性皮膚炎のご相談が増える時期ってあるんですか?
ズバリ、夏前と冬です!
夏前は、増えてきた皮脂によって炎症が起こることが増えるようです。
なるほど、ちょうどこの時期ですね。そういえば午後になってテカリが増えてきたような…脂漏性皮膚炎スキンケアのポイントを教えてください!
脂漏性皮膚炎の洗顔のポイント
脂漏性皮膚炎には、常在菌の1種である「マラセチア」が関係していると言われています。
マラセチアは皮脂を餌に増殖するので、皮脂はきちんと落とすのがポイントです!
おすすめの洗顔料
皮脂が多い方
→皮脂汚れに強い石けん系のものがおすすめ!
皮脂がそれほど多くない方
→弱酸性のアミノ酸系などの優しいタイプのほうが良いですね。
石けん系だと逆に皮脂を落としすぎ、刺激や乾燥を招くことがあるからです。
洗顔料「石鹸系・アミノ酸系」見分け方
ドラッグストアに鬼のように並ぶ洗顔料、石鹸系かアミノ酸系か、どうやって見分け方を教えて下さい!
簡易的な判断基準その1:「弱酸性」と書かれていれば、ほぼ石鹸系ではない!
その2:全成分に「石鹸素地」とあれば石鹸系!
その3:油脂や脂肪酸と、アルカリの名前があれば石鹸系の可能性が高い!
その2:全成分に「石鹸素地」とあれば石鹸系!
その3:油脂や脂肪酸と、アルカリの名前があれば石鹸系の可能性が高い!
<油脂の例>
・ヤシ油
・パーム油
・オリーブ油
<アルカリの例>
・水酸化Na
・水酸化K
<脂肪酸の名称例>
・ラウリン酸
・ミリスチン酸
・パルミチン酸
・ステアリン酸
・オレイン酸
脂漏性皮膚炎の保湿のポイント
皮脂が多い方は、乾燥を感じにくいかもしれませんが、油分だけではお肌の乾燥を防ぐことはできません。
炎症を悪化させない保湿ケア、特にお肌バリア機能を高めるスキンケアが大切です。
避けたい成分:油分
- ワセリン
- ミネラルオイル
- オリーブ油などの油脂
やはり油分の多い化粧品で悪化することが多いようです。
取入れたい成分:保湿成分
- セラミド
- NMF(天然保湿因子)
角質層の水分保持を担う割合は、セラミドなどの角質細胞間脂質が80%以上と言われています。
油分の合わない方・脂漏性皮膚炎の方におすすめの保湿ケア方法 も参考になりますよ!
取入れたい成分:皮脂を抑える成分
皮脂が原因の一つと考えられるため、「皮脂を抑える成分」も脂漏性皮膚炎にいいと言われています。
皮脂を抑える成分
- ビタミンC
- レチノール
- アゼライン酸
アゼライン酸はニキビ・酒さ・脂漏性皮膚炎への効果も期待されている、注目の成分です。
ただ、これらは刺激を感じやすいものもあるので、特に炎症が起きて敏感になっている方は注意が必要ですので、敏感肌さんはこちら↓
- ナイアシンアミド
- ビタミンB6
この2つは比較的低刺激なので、おすすめです!
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脂漏性皮膚炎スキンケアのポイントまとめ
油分のコントロールと保湿がキーワードよ!
- 皮脂量に応じた洗顔料で、皮脂をきちんと落とす
- 油分を避け、セラミド等でしっかり保湿する
- 皮脂を抑える成分を活用する
脂漏性皮膚炎は発症原因が明確になっておらず、症状のコントロールが難しいと言われています。
症状が疑われる場合は、まずは皮膚科を受診されることをおすすめします。
脂漏性皮膚炎のスキンケアのお悩みは、毎月数十人の脂漏性皮膚炎のお客様からの相談を受けているスキンケアアドバイザーにお任せください!
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