本日は、敏感肌さんのイオン導入の注意点と、イオン導入に使う化粧品に関して、DSRの見解をお伝えします。
イオン導入とは~バリア機能を突破する~
イオン導入(イオントフォレーシス)とは、微弱な電流によって美容成分などをイオン化し、主に電子が反発しあう力を利用して、肌の奥まで成分を届けるものです。
バリア機能が高い状態の健康なお肌の場合、「バリア機能」に阻まれて化粧品の成分が肌内部まで届きにくいのです。
そこで、イオン化した美容成分を、斥力を利用して押し込めることで、バリア機能を突破し、よりお肌内部に届けることができます。
シェルシュールにイオン導入に適した化粧品はありますか?
一般的な化粧品は、以下のような様々な成分で構成されています。
化粧品に含まれる成分
・肌の表面に残ってほしい成分
(ヒアルロン酸など)
・角質層に残ってほしい成分
(セラミドやNMFなど)
・表皮や真皮に浸透してほしい成分
・化粧品の品質を保つための成分
意図しない成分でも、分子が十分小さくイオン化できれば、適切なところにとどまらず、肌の奥まで浸透してしまいます。
お肌の奥まで入ることを前提としていない、防腐剤などの品質安定剤がお肌の奥まで入ることで、肌内部で炎症をおこしたり、敏感肌を誘発したり、といった負の効果がでてしまう可能性があります。
ですから、イオン導入に、イオン導入専用以外の化粧品を使うことは、好ましくないと考えます。
シェルシュールの商品は、イオン導入用に作ったものはないので、おすすめできるものはありません。
イオン導入は、専用の化粧品(ほぼ有効成分だけのシンプルなもの)で行うことをおすすめします。
敏感肌さんがイオン導入で気を付けるべきこと
イオン導入でよりお肌が敏感に?
イオン導入は、一時的ではありますが、お肌のバリア機能をゆるめ、美容成分を外部から皮膚内部へと送り込むものです。
皮膚は異物を消化・吸収する器官ではないので、お肌の免疫センサーに「異物」と認識されれば、炎症等を起こします。
敏感肌の方は免疫センサーが異常に発達していることが多いので、気を付けて頂きたいと思います。
敏感肌の方がイオン導入をする場合の注意点まとめ
敏感肌のイオン導入注意点
・イオン導入に使う化粧品は、専用のものであること
(防腐剤などを確認)
・導入する成分に刺激がないか確認する
(まず少量を、イオン導入ではなく普通に塗って刺激がないか確認する)
・一時的にバリア機能が低下するため、頻繁には行わない
・出力や時間にも気を付ける
美顔器の中では、イオン導入は温かくなったり動いたりしないので、「実感がない」タイプ。本当に入っているかどうか分からないから、続けにくいですよね。
でも「イオン導入」の手法は、昔から皮膚科でも用いられ、医学的根拠があります。
イオン導入専用の化粧品を使い、注意点に気を付けてお肌の反応を見ながら、半年、1年後の美肌を目指して、続けてみてください。
セラミドってイオン導入できるの?
ヒト型セラミドは、恐らくイオン化されないので、イオン導入には向いていないと思います。
ただ、リポソーム化やラメラ化した場合、使われている界面活性剤の多くは陰イオン性なので、イオン導入で動くのではないでしょうか。
しかし、きれいにセラミドを包み込んだまま動いてくれれば良いですが、壊れてしまう可能性もあり、セラミドが取り残される心配も。
純粋型ビタミンC(アスコルビン酸)も可。
敏感肌だから、イオン導入や攻めの成分、香りのついたコスメは絶対ダメ!じゃ、つまらないですよね。
ご自身の敏感なお肌と対話しながら、積極的にスキンケアを楽しむあなたを、シェルシュールは応援して参ります!
人気記事ランキング