【予告】ヒト型天然セラミドの導入が決定しました!

公開日: : 最終更新日:2019/12/05 お知らせ, つぶやき, 製品情報, 開発中, 開発秘話

ヒト型天然セラミドを配合することが決まりました!

近々シェルシュールで使用しているセラミドに新たにヒト型天然セラミドを加えて配合することに決定しました。
従来はヒト型セラミドは合成品しかなかったのですが、天然由来のヒト型セラミドが登場してきました。
こちらは大変高価で、また配合が技術的に難しいため、配合の検討に時間を要していましたが、ようやく配合の目処が立ちました。

セラミドとは?

そもそもセラミドとは何でしょう。とても大切な成分なのでおさらいをしましょう。
お肌には皮膚があり、体を守っています。

その働きは、乾燥や外部からの化学物質や微生物などの侵入から身体を守るバリアの働きや、免疫のセンサーの働き、物理的なクッションの働きなど様々な機能をもっています。
特にバリアとしての機能は重要で「バリア機能」と呼ばれています。
このバリア機能を担っているものは、角質層の角質細胞間脂質と天然保湿因子、そして皮膚表面に分泌される皮脂です。
その中でも角質細胞間脂質は最も重要な要素で、ラメラ構造と呼ばれる脂質二重層が何重にも重なった層状の構造をしていて
水分の喪失を防ぐだけでなく、外界からの微生物や化学物質などの侵入を防いでいます。

バリア機能

このバリア機能が損なわれると水分を喪失して乾燥するだけでなく、外界から微生物や化学物質など様々な刺激となるものが侵入してくるため
皮膚の免疫機能を刺激して、炎症や肌荒れ、ニキビなど様々なトラブルを引き起こす原因となります。
そのとても重要な角質細胞間脂質の約50%を占めるのがセラミドと呼ばれる脂質なのです。
セラミドは日常の洗顔で失われがちです。また掻いたり摩擦によっても失われます。

加齢によってセラミドが減少

加齢によっても減少し、50歳代では10代の約50%ほどになってしまいます
またアトピーなどの皮膚疾患でもセラミドが不足してバリア機能不全になっていることが知られています。

アトピーでセラミドが減少

※参考文献:Imokawa G., et al. J Invest Dermatol 96, 523, 1991より改変

セラミドの種類

セラミドには様々な種類が知られています。
セラミドは基本的にはスフィンゴイド塩基と脂肪酸が結合した化学構造をしています。そのセラミドにグルコースなどの糖が結合したものを糖セラミド(グリコシルセラミド)と呼びます。
ヒトの角質層にあるバリア機能として重要な角質細胞間脂質の約50%を占めるセラミドは、ヒト型セラミドと呼ばれています。
バリア機能にはこのヒト型セラミドの構造が重要で、糖セラミドではバリア機能を壊してしまうことが報告されています。またヒト型セラミドを皮膚に塗布することでバリア機能が回復することが報告されていますが、それには他の細胞間脂質であるコレステロールと脂肪酸も一緒に配合しなければ効果が得られないという報告もあります。
糖セラミドは角質細胞間脂質に約5%程度含まれていますが、バリア機能の修復には妨げになるようです。しかし、表皮の中でセラミドが合成される際、糖セラミドは前駆物質として利用されます。

角質細胞間脂質の組成

またフィトスフィンゴシンのようなスフィンゴイド塩基(セラミドの構成要素です)はセラミドの合成を促進するのではないかと言われています。
一方、セラミドの構造を似せて合成されたセラミド類似物質は疑似セラミドと呼ばれています。安価に提供されていますが、保湿機能を高めるなど化粧品に有用であることは確かなようです。

ヒト型セラミドの「天然」と「合成」はどう違う?

従来のヒト型セラミドは化学的に合成されたものです。
スフィンゴイド塩基は酵母によって作られたフィトスフィンゴシンを用い、それに植物由来の脂肪酸を結合させる方法で合成されています(セラミド1、3,6Ⅱ)。
また、セラミド2と5は植物由来の脂肪酸から全部合成されています。
一方、天然のヒト型セラミドは醤油麹由来のセラミドです。ヒトのセラミドと同じ構造をしています(セラミド3と6Ⅱ)。
合成のセラミドは構成されている脂肪酸の炭素数が18くらいのものが中心ですが、醤油麹由来の天然ヒト型セラミドは炭素数は22以上が中心となっています。
この炭素数が長いほうがバリア機能が高く、効果的なバリア機能の修復が期待できます。
そのため、天然のヒト型セラミドのほうがバリア修復の効果が高いと考えられます。

今後の予定

今後は、モイスチャーマトリックスとモイストバリアクリームおよびモイストバリアジェルのセラミドを一部ヒト型天然セラミドに置き換えていきます。つまり合成と天然の併用となります。
成分の表示名称は変わりありません。全体的なセラミドの配合量も変わりません。
そのため製品は名称も商品番号もラベルも変更はありません。
変更後のロット番号はウェブサイトでお知らせします。
ぜひご期待下さい!


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