シートマスクの特徴
シートマスクは手軽にできて便利で、パックしている間は気持ち良く、使用後はお肌がふっくらした感じがするし、ケアしたぞー!という満足感もありますよね。
シートマスクのメリット
- 均一に塗ることができる
- 手で塗るよりもたっぷり塗って成分をとりこめる可能性がある
- 手やコットンの触れる回数を減らすことができる
そんなシートマスクですが、「バリア機能の低下」という大きなリスクがあります。
シートマスクのデメリット
- 摩擦の可能性がある(シートの材質にもよる)
- 個包装でないタイプは衛生的に使うのが難しい
- 使い方・使う環境次第でバリア機能が低下したり、逆に乾燥することがある
角質層が長時間水分に接触し続けた結果、角質層がふやけてラメラ構造が乱れることによりバリア機能が低下し、水分が蒸発しやすくなったり、異物の侵入が容易になる可能性があります。
また、使用直後は「水分」でお肌が潤っているように感じるため、その後の保湿が不十分になり、お肌が乾燥してしまうこともあります。
シートマスクが合う人・合わない人
敏感肌はシートマスクを使ってもよい?
化粧水がしみるような、かなりの敏感肌の方は、もともとバリア機能が低下しているため、正直シートマスクはおすすめできません。
一時的に良かったとしても、さらにバリア機能を低下させる可能性があるため、極度の乾燥やトラブルの原因となることがあるからです。
時々ゆらぐ程度の敏感肌の方は、お肌の状態と相談しながら使ってみてくださいね。
シートマスクが合う肌質は?
シートマスクを使うとよい肌質:ごわごわした肌
液(水分)を密着させておけるので、固くなった角質層がふやけて柔らかくなるからです。
シートマスクをおすすめしない肌質:薄い肌
ただ肌をふやかしてバリア機能を低下させ、水分を逃がしやすくするだけなので、避けたほうが良いですね。
リスクを抑えメリットを享受するシートマスクの使い方
1.摩擦が起こりにくいなめらかなシートを使う
ゴワゴワとした素材のシートは、気づかずにお肌を傷つける可能性があります。
また、美容液等が含まれたシートマスクを使用する場合は、個別包装のものを使えば、雑菌が繁殖する心配もありません。
2.マスクは「短時間」で!
シートマスクの素材にもよりますが、冬場は5分、夏場は10分を目安にしていただくと、過乾燥になりにくいと思います。(シートマスクの説明よりも短いかもしれません)
シートの毛細管現象で、乾いたマスクが逆にお肌の水分を奪うからです。
シートマスクが乾くくらい長時間つけていると、お肌がふやけてバリア機能も低下している可能性があるため、水分が出戻りする可能性があります。
また、シートマスクの水分も空気中に蒸発するため、肌から出戻ったシートマスクの水分は、普通に空気中に蒸発しやすくなります。
3.マスク後、セラミドなどでしっかり保湿をする
シートマスク後、表面の水分がなじんだ頃に、お肌の状態を確認してみてください。
シートマスクは一時的に角質層をたっぷりの水分で満たすため、潤ったような感覚になりますが、水分は時間と共に、お肌の水分も奪いながら蒸発してしまいます。
十分な量のセラミド等の「保湿成分」と、さらに適切な「油分」を補うことをお忘れなく。
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