次世代レチノール(第2のレチノール)と呼ばれる、低刺激ながらも美容効果が高い成分「バクチオール」を知っていますか?
この記事では、敏感肌でも効果を感じられるスキンケアをしたい!という方にバクチオールをおススメする理由を、詳しく解説して行きます。

バクチオールとは
アメリカを中心に海外でブームが起こり、最近は日本でも、美容好きな方の間で話題の「バクチオール」は、オランダビユというマメ科の植物の種子から得られる、植物由来の成分です。
実は、アーユルヴェーダや中国医学などでも使われて来た、歴史のある成分です。
バクチオールの効果
バクチオールは、以下に挙げたように、沢山の嬉しい働きをしてくれる成分です。
- 成分自体に抗酸化作用がある
(肌の老化を防ぐ) - お肌自体の抗酸化防御力を高める
- コラーゲン産生促進
- 真皮の弾力を低下させる成分を阻害
- 炎症を起きにくくする
- ごわつきや毛穴詰まりの解消
(過角化の正常化をサポート) - 抗細菌、抗真菌性
- 皮脂抑制
具体的には、こんなお肌のお悩みに、効果が期待できます。
お悩みとバクチオールの効果
・ シミ、たるみといった肌老化の予防
・ シワの改善
・ ニキビ改善や予防

バクチオールとレチノールの比較
レチノールはビタミンAの一種です。
ターンオーバーを促進する作用が強いため、シミやシワなどに効果がある他、ニキビの改善にも使われており、美肌成分として大変人気の高い成分です。
基本的なレチノールの知識はこちらから。シワに効く?シミになる?「レチノール」という美肌成分をご存知ですか?
レチノールのデメリットとバクチオール
しかしレチノールは、A反応(レチノール反応)と呼ばれる「皮むけ」が起こりやすいなど、刺激が強いというデメリットがあるため、敏感肌の方は特に注意が必要な成分です。
一方、バクチオールは肌への刺激がレチノールに比べて弱いため、肌荒れの可能性も低くなります。
また、レチノールは熱や紫外線に弱いというデメリットがあるため、使用に注意が必要ですが、バクチオールは比較的安定した性質を持っているため、気軽にスキンケアルーティーンに取り入れることができます。


バクチオールのデメリットは?
レチノール同様、様々な効果のあるバクチオールですが、能力や効果発現のスピード等、レチノールに負けず劣らず!
「バクチオールは、レチノールよりもコラーゲン生産量を増加させた」
参考文献:Chaudhuri RK, Bojanowski K. Bakuchiol: a retinol-like functional compound revealed by gene expression profiling and clinically proven to have anti-aging effects. Int J Cosmet Sci. 2014 Jun
「バクチオールが光老化を改善する能力においてレチノールと同等であり、レチノールよりも忍容性が高い」
参考文献:Dhaliwal S, Rybak I, Ellis SR, Notay M, Trivedi M, Burney W, Vaughn AR, Nguyen M, Reiter P, Bosanac S, Yan H, Foolad N, Sivamani RK. Prospective, randomized, double-blind assessment of topical bakuchiol and retinol for facial photoageing. Br J Dermatol. 2019 Feb
(顔の光老化に対する局所バクチオールおよびレチノールの前向き無作為化二重盲検評価)



バクチオールは敏感肌のデイリーケアにぴったり!
低刺激で敏感肌が使いやすいバクチオールは、朝晩いつでも使うことができる美容成分。
何かと制約や注意点の多いレチノールと比べ、スキンケアに気軽に取り入れやすい点が、バクチオールの大きなメリット!
シミ・シワ・たるみ・・・気になる年齢肌のエイジングケア、そしてニキビケアに。
キレイを目指したい敏感肌さんのデイリーケアに、とてもおすすめの成分です!
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