お肌の乾燥がひどくて、皮むけ、夕方の粉吹き…いくら保湿してもダメ!
乾燥肌だからしょうがないよね…
ちょっと待ったーーーっ!
そのしつこい乾燥肌、「強すぎる洗顔」が作ってるかも?
そこでこの洗顔ジェル!と、商品紹介したいところですが、今回はお手持ちの洗顔料のまま「洗顔強度」を下げ、乾燥や肌荒れを防ぐ方法をご紹介します。
簡単・ほぼ無料なので、乾燥や肌荒れが気になったら、試してみて!
強すぎる洗顔・クレンジングは、お肌本来が持つ潤いを喪失させ、お肌への負担となり、乾燥や肌荒れを招きます。
※ジェルタイプ、泡タイプ、石鹸タイプなど、オイル以外のクレンジング・洗顔料のみ。
※洗顔強度:洗浄力や肌への負担の強さ
洗浄強度を下げる↓方法:肌の乾燥も↓
1.【おススメ】洗顔時間を短くする
圧倒的に簡単・無料♪
お肌に洗顔料を乗せている時間を減らし、指が肌に触れることによる摩擦も減らすことで、洗顔強度も刺激も簡単に減らすことが出来ます。
最近肌が乾燥するなぁ、肌荒れしそうだなぁ、と言う時は、まずこれやってみて!
2. 先に顔をお水で濡らす
フォームでもジェルタイプでも、洗顔料を直接顔に付けると、洗浄力も刺激もMAX!
先に顔をお水でぬらせば、顔に水のワンクッションができるので、洗顔強度が下がり、過度な乾燥やお肌への刺激を減らすことが出来ます。
カウンセリングをしていると、時々、先に顔を濡らさずに洗顔される方がいらっしゃるんですよ。
3. 洗顔10分前に、化粧水を塗ってから洗う
お肌が乾燥してると、洗顔料の刺激を受けやすくなります。
保湿をすることでワンクッション!
メイクをしている場合は、メイクの上から化粧水を塗っちゃってください!
4. 洗顔料のpHを下げる
石けん(脂肪酸石けん)が主な洗浄成分の場合は、pHを下げると洗浄力が弱まります
。例えばクエン酸等を加えることで、pHを下げることができます。
下げすぎると洗浄効果が全くなくなるので、気を付けましょう。
皮脂が多い方はお肌表面が弱酸性に傾いているので、石けん(弱アルカリ性)を使っても、皮脂によって洗浄力がマイルドになっているかもしれません。
でも皮脂がほとんど出ない方は、石けんの強い洗浄力がそのままお肌に。
ですから、皮脂が少ない方は石鹸系ではなく、アミノ酸系などの弱酸性の洗顔料の方がおすすめです!
5.洗顔料に油分を加える
油分はある意味、洗浄剤で落とす汚れと同じ成分なので、洗顔料に油分を加えることで洗浄効果を低下させ、洗顔ダメージを減らすことができます。
えぇ、油加えるなんて、なんか…
例えばね、乾燥や肌荒れがひどい部分にだけ、ワセリンやベビーオイル等を塗っておいて、洗顔ダメージを減らす、ってこともできるわよ。
皮むけや肌荒れしている部分は、汚れを落とすことより守ることを優先した方が良い場合もありますので、次の章でご説明します。
汚れを落とすか、乾燥を防ぐか?
汚れを落とすための洗顔料は、お肌の潤いも落としてしまう、ということを、まず念頭に置いてください。
例えば10の汚れを0にしようと顔を洗ったら、洗顔強度が強すぎて、-3にしてしまっている場合があります。
汚れどころかお肌の潤いまで奪ってしまっている場合です。
汚れゼロ、潤い喪失ゼロが理想ですが、実際はそんな数値のようにはいかず、汚れを落とせば、同時に少しずつ潤いも奪っています。
汚れは落とした方がもちろん良いのですが、10の汚れが1,2残ったとしても、お肌の潤いが奪われてー3になるより、お肌の治安は守られることがある…乾燥肌の方は、乾燥する秋冬は特に!
汚れの1、2が残る方が良いか、潤いー3の方がよいかはご自身のお肌と相談になりますが、迷ったらご相談くださいね。
特にダブル洗顔は「洗いすぎ」になりがちなので、ご注意!
洗浄強度を上げる↑方法
洗浄強度を下げる方法と、反対のことをする、だけじゃない!
1. 顔を水で濡らさずに直塗り
逆に落ちにくくなることもあるので注意。
試してみて判断してださいね。
2. 泡立てない
泡立てるタイプの洗顔料の場合は、あまり泡立てない。
これも逆に洗浄力が落ちることもあると思いますので、実際に試してみて判断してください。
3. 洗顔料をたっぷり使用する
タイトルの言葉通り、洗顔料をたっぷり使用すれば、その分、お肌の汚れも潤いもしっかり奪ってくれます。
TIPS:洗顔メカニズム
以下に説明した「洗浄のメカニズム」の工程を効率よく行うようにすれば、洗浄効果が高まります。
- ぬれ:汚れおよび固体表面が洗浄液でぬれ
- 吸着:汚れおよび固体表面に界面活性剤が吸着もしくは浸透し
- ローリングアップ・乳化・可溶化が起き
- 離脱:汚れが固体表面から離脱する
(化粧品ハンドブック 日光ケミカルズ編)
敏感肌さん試して!洗顔前に汚れを落とすひと工夫
落ちにくい汚れをできるだけ落としておけば、洗浄強度の弱い洗顔料や洗顔方法でも十分汚れが落ち、お肌の潤い・お肌のバリア機能を守ることができます。
1. 皮脂をとっておく
皮脂が多いなら、洗顔前にあぶらとり紙で皮脂をできるだけとっておく
洗顔料で落とすべき汚れを減らせるので、洗顔時間を短くしたり、洗浄力が低いもので洗顔を済ませられるようになります。
2. ベビーオイルなどでメイクを落としておく
メイクを落とすための強いクレンジングを使わなくても済み、乾燥による洗顔料の刺激も感じにくい!
ベビーオイルには界面活性剤が配合されていないので、馴染ませるだけではお肌のバリア機能はほとんど低下させないと考えられます。
なじませたオイルは水では落としにくいので、ティッシュやキッチンペーパーなどでほとんど吸ってから、洗顔をしてみて。
ベビーオイル洗顔について詳しく知りたい方は、提案者mimi様のサイトへ!
【mimi様プロフィール】
美容愛好家。「ベビーオイル洗顔」提案者。一児の母。
ひどい肌荒れに悩んでいた敏感肌とは思えない、ツヤツヤ美肌の持ち主。
- ツイッター @mimitan090909
- インスタグラム @mimitan090909
3. ホットタオル
毛穴の汚れや肌のごわつきが気になるなら、お風呂で濡れタオルを当てたり、直前にホットタオルでふやかしましょう。
当てる時間はお肌との相談だけど、30秒前後から試してみて。
長時間やりすぎると、お肌が乾燥しやすくなり、別の肌トラブルが起こりやすくなるので要注意。
何日も、何週間もかけて改善するようなイメージでやってみて。
4.あらかじめ「水」で落としておく
皮脂少なめ肌×ミネラルメイクなら、水で軽く、落とせるだけ落としてから、洗顔料を短時間だけ使うのもおススメ。
特にルースタイプのミネラルファンデーションを使っている場合は、皮脂が少ない方は水でも結構落とせますよ。
もちろん、ゴシゴシ無理やり落とそうとするのはNG!肌を傷付けてしまいます。
おわりに
その乾燥肌、強い洗顔が作ってるかも?
長くお客様のお肌のカウンセリングをしていますが、お肌の乾燥は、過剰な洗顔や、不必要に強いクレンジングが作っていることが、とても多いです。
お肌に良かれと一生懸命していることが、逆にお肌にダメージになってしまっているなんて…悲しいですよね。
特に、季節の変わり目はお肌の状態の環境も変わりますから、洗顔も変えて行く必要があるかもしれません。
お金をかけず、お持ちの洗顔料の「洗顔強度」を変える方法、参考にしてみてくださいね。
最後に宣伝を一つ…汚れは落として潤い残すと話題の、デシルグルコシド洗顔なら、こちらの洗顔ジェルを!
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