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化学物質は肌に悪い?合成化学物質・石油由来成分・防腐剤は入っていません?

成分徹底解説
社長
化学物質の入った化粧品と言うと、どんなイメージを持ちますか?
スタッフ西川
なんとなく、肌に悪そうなイメージ!
スタッフT
確かに・・・でも、そもそも「化学物質」って何ですか?

この記事では、まず化学物質の定義や誤解を解説します。

そして、一般的に避けられる傾向にある「合成の化学物質」「石油由来成分」「防腐剤」などが、イメージだけで誤解されている現状を紐解いて行きます。

化粧品の安全性を、言葉のイメージだけで判断していませんか?

言葉のイメージと「○○を配合していない化粧品」

化学物質のイメージと本当の意味

「化学物質」とは、「元素」と「化合物」のことで、身の回りの物はすべて化学物質です。

社長
だから、化粧品も化学物質からできています。
スタッフ西川
ちぇっ!ひっかけ問題じゃないですか!
社長
そうですね(笑)

 

「化学物質」が、狭い意味で「化学的に合成された化合物」という意味で使われることもあるので、混乱してしまうんですね。

合成の化学物質もあれば、天然の化学物質もある、ということになります。

 

スタッフT
なぜ「化学物質」って悪いイメージがするんでしょうか。

化学プラント

社長
推論ですが・・・

「天然の化学物質」や「身体に悪くない化学物質」は話題になりません。

しかし、「合成した化学物質」や「身体に悪い化学物質」はとかく話題になります。

「身体に悪い化学物質」という言葉を何度も聞くうちに「化学物質」=「身体に悪い」というイメージができてしまったのではないかと思います。

 

ナチュラル 天然

悲しいことですが、化粧品業界では、「化学物質」が持つ悪いイメージを利用して、消費者に恐怖心を持たせ、「天然やナチュラルが肌に優しい」といったイメージで化粧品が売られていることもあります。

 

社長
そういった「化学物質」という言葉に対して持つ、悪いイメージに惑わされていると、本質を見失ってしまいがちです。

では、「合成の化学物質」と「天然の化学物質」いう言葉のイメージについても考えてみましょう。

合成の化学物質を配合していない化粧品だから安心?

スタッフ西川
安心な気がしますけど・・・これもイメージに惑わされているってことですよね?
社長
おっ、西川君、察しが早いですね。

 

精製度の低い天然物よりも、精製度が高く純度の高い合成化合物のほうが、敏感肌の方にとってはリスクが低いこともあります。

合成の化合物でも精製度が低ければ、もちろんリスクは高くなります。

 

 

社長
大切なことは、天然だから肌に優しい、合成だから悪そう、というイメージだけで判断するのではなく、個別の物質について化学的に判断することです。

 

石油由来成分を配合していない化粧品だから安心?

社長
では「石油由来の成分」にはどんなイメージが沸きますか?
スタッフ西川
正直、こういうイメージです!

スタッフT
これはひど過ぎる(笑) でも、確かにこんなイメージがします。

「石油由来の成分は配合していません、天然由来の成分だけで作りました!」

そう聞くと、なんだかお肌に優しそうな気がしますね。

社長
では西川君、石油は人間が化学的に合成して作るものですか?
スタッフ西川
はっ!石油って天然の物質だ(笑)

 

石油由来の合成化学物質は、あまり良いイメージを持たれていません。

不純物による被害で訴訟問題になったイメージが残っているのかもしれませんが、それは、技術も規制も緩かった、遠い昔の話です。

塗り薬のベースに使われるほど、安全性が高いとされる「ワセリン」も石油由来ですし、防腐剤や界面活性剤など、化粧品に使われる石油由来の化学物質はたくさんあります。

 

 

社長
石油からできていようが、個々の物質によって判断すべきで、由来は安全性に関係ありません。

 

なおDSRでは、環境への配慮という観点から、石油由来の原料を減らし、環境に配慮した天然由来(合成も含む)の原料に切り替えていっています。

 

防腐剤を配合していない化粧品だから安心?

社長
では、防腐剤を配合していない化粧品、って、どんなイメージですか?
スタッフ西川
ひっかけとは分かっていても、やっぱり安全そうな感じです!
社長
防腐剤を配合していない化粧品は、保管状況や使い方次第では短期間で腐り始めることもあります。
それでも安全そうですか?
スタッフ西川
ううぅ・・・。

 

もちろん、敏感肌等で特定の防腐剤にアレルギーがある方は、その防腐剤が入っていない化粧品を選んで頂くことが大切です。

しかし、防腐剤にアレルギーのない方にとっては、防腐剤を極端に避ける必要はありません。

 

社長
パラベンなどの防腐剤は、ごく微量で化粧品が腐らないようにしてくれる、とても役立つ成分なんですよ。

 

言葉のイメージで化粧品の安全性を判断しないで!

○○が入っていないから安心?

今回お伝えしたかったことは、言葉の持つイメージで、化粧品の安全性を判断しないで!ということです。

「○○が入っていないから安心!」という言葉の裏に、どんな売り手の意図があるのか。

〇〇は本当に肌に悪い成分なのか。
〇〇はどのように肌に悪い成分なのか。

1つの情報をうのみにせず、自ら考えるきっかけにして頂ければ幸いです。

 

ちょっと待て、これはブーメラン?

スタッフ西川
で、でも・・・うちも「オイルフリー」とか、表示ありますよね?
ブーメランになってませんか?

化粧品成分表示

社長
己を顧みる視点は素晴らしいですね。
突然中村
ショップに、「〇〇フリー」という表示をするか、実はかなり悩んだんです。
そう書くと、その成分が悪い、みたいに思われるのではないかって。

 

シェルシュールは敏感肌の方のための化粧品ですから、特定の成分が合わない方にも安心してお選び頂けるよう、「○○フリー」であることを明記するのは大切なことだと考えています。

「オイルフリー」は、油分がお肌に悪いからお勧めしているのではなく、油分が合わなくて困っている方にお届けしたい、という意図を込めていますよ。

 

繰り返しになりますが、言葉のイメージではなく、ご自身に必要な情報なのか、きちんと見極めて頂きたいと考えています。

 

社長
オイルは危険、グリセリンはダメ、パラベンは避けるべき、そういった間違ったメッセージで敏感肌の皆様の恐怖心を煽るような記事を書いていたら、ブーメラン決定ですよ。
気を付けてくださいね、ブログ担当西川君!
スタッフ西川
はっ、はい!

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