紫外線吸収剤が入ったカプセルって本当に大丈夫?
ミクロな球体カプセルって大丈夫?
カプセルに閉じ込めました、 っていうのはなんとなく理解できるんですけど、目に見えないだけ怪しいです。
マイクロカプセルはミクロな球体で、その中が空洞になっています。
その空洞に紫外線吸収剤(オイル)を封入しているので、
漏れたり、お肌に直接触れることはありません。
マイクロカプセルの直径は2マイクロメートルなのでナノではなく、お肌の中には入っていかないサイズですが、十分小さいので肌の上で押さえてもプチっとつぶれることもありません。
カプセルが中身と混じって変質することもない!
カプセルには、シリコーン樹脂と加水分解シルクペプチドで構成されている、最も安全性・安定性が高いと判断したものを使っています。
カプセル自体には反応性がないので、化学変化を起こすことはありません。
はいはい、シリコーンと言っても、シリコーンオイルとは違い、シリコーン樹脂の仲間です。
『シリコーン』って聞くと構えてしまうようでは、まだまだ甘いですよ!
合成ポリマーは肌に悪いのか?医学博士が解説
(シリコーン樹脂は合成ポリマーの一種です)
シリコーン樹脂は、お肌になじみやすいのですが、しっかりと吸着して落ちにくいというものではありませんし、毒性もありませんよ。
実際にそのマイクロカプセルを使用した臨床試験が報告されており、アトピーの患者さんや子供さんでも全く問題なく使用できています。
SPF・PA値に「相当」って書いてあるんですが?
正直に言うと、正式にSPFを測るのはとてもコストがかかります。
大量に作るメーカーさんなら、1個当たりのコストは小さいですが・・・
コストは結局のところ、どこかで値段に入れるしかありませんから、価格が上がってしまい、お客様にとっても不利益だと思いました。
そこで、原料メーカーさんのSPFアナライザーで測定して頂き、SPF50、PA+++相当であることが分かりました。
正式に決められているSPFの測定方法ではないので、この値を「SPF・PA」として書くことはできませんが、SPF50、PA+++相当の紫外線防御効果はあると考えていただければと思います。
次号では日焼け止めの使い方などに切り込みます!
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