
保湿は、水分を補って油分でフタ?

それはもう古い!

さすが♪でも、なぜ油分でフタじゃダメなの?

え?あ、うぅ…
3回目の今日のレッスンでは、お肌を乾燥から守る「3大保湿因子」を学びます。お肌の効率的な保湿方法を、乾燥する原因からしっかり理解でき、なぜ油分でフタではダメなのか説明できるようになります。
意外な乾燥の原因や、なぜ「あの保湿成分」がいいのか、是非チェックしてみてくださいね。
なえぽん:新人スタッフ
美容初心者!知らないことを全部吸収したい!ブツブツ肌荒れになりやすく、肌の調子が良い時と悪い時の差に悩み中。
中村:ベテランスキンケアカウンセラー/コスメコンシェルジュインストラクター
2児の母・コスメカウンターで肌診断を受けるときにメイクを落とされるだけで数日ヒリヒリが続く敏感肌
医学博士:皮膚科学に基づきシェルシュールの全敏感肌商品を開発
令和天皇に似てると噂されている。甘いものが好き
水分付けて油分でフタ、がNGな理由とは?

結論から言うと…

それより、水分を挟み込んで離さない「あの保湿成分」をつけるのが一番!
それでは、医学博士の社長に、皮膚科学に基づいた説明をしてもらいましょう!
お肌を乾燥から守る「3大保湿因子」って何?

この3つの因子が、角層と角層表面で機能して水分保持をしています。
・皮脂膜(油分)
・天然保湿因子(NMF)
・細胞間脂質

どれか1つでも減少してしまうと、お肌のうるおいが保てなくり、乾燥してしまいます。
油分でフタ…はできてない!

肌表面の皮脂膜は油分ですよね。だから、油分でフタはやっぱり正しいんじゃないですか?

良い視点ですね。ただ、水分保持は平等に担っているのではなく、皮脂膜の保湿貢献度はたった3%と言われいるので、「フタ」と言うにはほど遠いのです。

なるほど、3%じゃ油分を補ってもコスパ悪いですね。
油分じゃなくて「あの保湿成分」を補う

水分保持の80%を担っている「細胞間脂質」を補いたいっ!

そうです。ただ、「細胞間脂質」という成分はなく、以下のようにいくつかの成分によって構成されています。

「あの保湿成分」セラミドを補えばいいんですね!

皮脂膜の代わりのクリームや乳液を塗るよりも、セラミド配合の美容液を塗ったほうが、てっとりばやく保湿ができる理由が、分かったわね!
ヒアルロン酸じゃダメですか?ラメラ構造


もちろん、ヒアルロン酸も効果の高い保湿成分なので、保湿の補助として私も使いますが、水分をつかんだり抱えるだけなので、水分を守るという意味ではセラミドより効果が劣ります。
お肌のセラミドは、ラメラ構造という層になっていて、水分をサンドイッチ状にはさみ込む性質を持ちます。

セラミドが作ったラメラ構造は、水分を一度つかまえると、湿度が0%になっても蒸発しません。

すごい!高いだけのことはあるな、セラミド!

せっかく保湿しても、すぐに乾燥してくるようじゃ意味がないでしょ。結局コスパがいいのは、セラミドよ!

なお、化粧品に入っているセラミドは、「ヒト型セラミド」であることが、このサンドイッチ保水力を発揮するためのポイントです。

この記事を読んで、さらにヒト型セラミドへの理解を深めておいてね。


はい、しっかり見ますっ!

寝ちゃダメよ!
なえぽん爆睡の実績はこちら(記事の最後)
≫#PRとか*角質層までって何?【スキンケア入門ゼミ】ステマと薬機法 | 敏感肌ナビ
「水」そのものをつけても逆効果?

で、水分って肌につけても意味ないんですか?

水分と結合する成分を含まないただの水(自由水)は、すぐ蒸発してしまいます。
しかも、水が蒸発する際に周りの水まで奪って蒸発していってしまうので、前よりかえって乾燥してしまいます。
水、温泉水、ローズウォーター等、保水効果が低く、蒸発しやすい水を肌につけるのではなく、お水を捕まえて肌に維持できる「保湿成分」を補うことが大切です。

保湿には、水でも、油でもなく、保湿成分!
で、結局、高コスパの「あの保湿成分」はヒト型セラミド!

よし、100点!
肌が乾燥する原因:3つの保湿因子にアリ!

湿度が下がれば肌も乾燥するのは分かるけど…他に何があるんですか?

お客様のお肌の乾燥の原因を突き止め、解決策をご提案するためにも、きちんと把握しておきましょ。
湿度・気温の低下
冬が近づいてくると乾燥するのは、湿度が下がることも大きな原因ですが、気温が下がることも原因になります。
気温が下がると、汗と皮脂の分泌量が減少するため、皮脂膜が薄く均一でない状態になるため、肌の水分が蒸発しやすくなるからです。
過度な摩擦・洗浄
3つの保湿因子(皮脂膜・天然保湿因子・細胞間脂質)が洗い流され、お肌が乾燥しやすくなります。

ターンオーバーの乱れ(紫外線・加齢・生活習慣)

ここでクイズ!お肌の角層で水分保持を97%担う、細胞間脂質と天然保湿因子は、どこで作られるでしょう?

台所!(本心:知らんがな…)

はい、ターンオーバーと呼ばれる、お肌の新陳代謝の過程で生成されます。

え!肌が自分で作っているものなんですね!
基底層で生成された細胞が分裂して、有棘層、顆粒層と上方へ移動し、やがて角層を形成します。その過程で、お肌の角層で水分保持を97%担う、細胞間脂質と天然保湿因子が作られて行きます。

細胞のターンオーバーは、早すぎても遅すぎても、天然保湿因子・細胞間脂質の生成に悪影響をもたらします。
ターンオーバーを乱す主な原因は以下の3つです。
紫外線ダメージ
紫外線のダメージを受けると、肌を回復させようとターンオーバーが早くなり、天然保湿因子や細胞間脂質の量が減ります。
加齢
加齢と共にターンオーバーが遅くなり、天然保湿因子や細胞間脂質を作る機能が低下します。
生活習慣の乱れ
不規則な睡眠時間、乱れた食生活、頑張り過ぎのストレスで、お肌のターンオーバーは、早くなったり遅くなったりします。
そのため、天然保湿因子や細胞間脂質作る機能が低下し、量が減ったります。

ターンオーバーの乱れが、お肌の乾燥にもつながるなんて、知らなかった…!

肌が乾燥する原因は、突き詰めると3つの保湿因子(皮脂膜・天然保湿因子・細胞間脂質)の質の低下や減少によるものです。

それをスキンケアで補うことが、保湿なんですね!
まとめ

なぜ保湿は「水分を補って、油分でフタ」じゃダメなの?

水分はすぐに蒸発するし、油分は蒸発を防ぐ力が弱いから!

その代わり補うべき、「あの保湿成分」とは?

セラミド!保湿力の8割を担う細胞間脂質は、半分以上がセラミドだから。

バッチリ!
じゃあ、肌の乾燥の原因は?

3つの保湿因子(皮脂膜・天然保湿因子・細胞間脂質)の質の低下や減少で、加齢や紫外線、ターンオーバーの乱れがその原因。

よし、完璧!
夢中になって気づかなかったけど、あと2分でランチタイムよ。

お腹空いた~、中村さん、今日のお弁当は何ですか?

今日はお弁当作りサボって、コレよ!

えぇーっ!奇遇過ぎる!私もお弁当作りサボってコレです!

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