夏は終わったのに紫外線ネタ?
シワ・シミを招く「紫外線A波」は、秋冬も活発ですよ。
だからこそ、お肌への負担が軽い日焼け止めで、UVケアを毎日の習慣にして欲しいんです。
でも、お肌に優しい日焼け止めって、キシキシ感が出るの多いですよね・・
そこで、モイスチャーマトリックスUVが、お肌に優しいのに、キシキシ感をあまり感じない理由を、開発者である社長に聞いてみました!
お肌に優しい日焼け止めにありがち「キシキシ」感軽減の秘訣
お肌への負担が大きく、まれにアレルギーのある方もいらっしゃる「紫外線吸収剤」の代わりに、「紫外線散乱剤」を多く配合して、高いSPFを出そうとすると、キシキシ感が出ます。
紫外線散乱剤である、酸化チタンや酸化亜鉛のような粉体は、キシキシ感がどうしても出てしまうのが悩みどころなんですよ。
一般的な解決策・分散剤としての油分を増やす→ベタつきの原因に
・紫外線吸収剤を配合する→洗顔料では落としにくくなる
・キシキシしにくいナノの散乱剤を主に使用する
モイスチャーマトリックスUV+独自の解決方法・直接お肌に触れないコーティングされた吸収剤の併用
・コーティングされた適度な大きさの、ナノ紫外線散乱剤を使用
ナノでもお肌には入りにくい、というデータもありますが、「そのまま」で「高濃度配合」するのは、敏感肌化粧品の開発者としては控えたいのです。
ナノ化対応についての解説はこちら↓
https://dsr-skincare.jp/blog/archives/815
これで、べたつきや刺激を抑えながら、キシキシ感の原因となる、紫外線散乱剤の量を大幅にカットできました。
だから、お肌に優しいのに、キシキシ感・べたつき感が軽減されてるんですね。
紫外線散乱剤と紫外線吸収剤のいいとこどりですね!
珍しくいい事言いましたね。Tさん、西川君に座布団一枚お願いします。
モイスチャーマトリックスUV+は、さらに一段、お肌への優しさを追求しています。
界面活性剤を極限まで減らす
界面活性剤の使用が不可欠な理由
シェルシュールでは、お肌のバリア機能であるセラミドを補うことを第一に考えており、日焼け止めもセラミドを補う美容液をベースにして開発を始めました。
そのため、
・油性成分:紫外線吸収剤自体、散乱剤を分散させるための油分
・水溶性成分:セラミド美容液の主な成分
を安定的に配合するため、界面活性剤の使用が不可欠です。
日焼け止めにおける界面活性剤処方の解説はこちら↓
https://dsr-skincare.jp/blog/archives/4133
しかし、むやみに配合すれば、お肌の刺激になりかねません。
シェルシュールは敏感肌のための化粧品ですから、モイスチャーマトリックスUVの開発では、ラメラ構造構築以外の界面活性剤をいかに減らせるかを、最重要課題の一つとして取り組みました。
天然水溶性高分子と「余力」で?
実は、モイスチャーマトリックスUV+は、モイスチャーマトリックスNSをベースとしていますが、紫外線吸収剤・散乱剤を配合するにあたり、界面活性剤は新たに加えていません。
つまり、界面活性剤は、セラミドのラメラ構造とリポソーム化に使われている界面活性剤のみです。
え?紫外線散乱剤(粉体)の分散に、油分を追加してるのに?
油性コーティングされた酸化チタンは、誰が乳化するの?
粘度の調整に使っている天然水溶性高分子(カンテンとキサンタンガム)には、乳化の力もあるので、一人二役で頑張ってもらいました。
さらに、界面活性剤のわずかな余力で補っています。
乳化できるギリギリの状態ですが、これで敏感肌の方にも刺激を極限まで抑えられたと思います。
#紫外線吸収剤のコーティングに界面活性剤が使われていますが、これは油分として働いています。
界面活性剤の余力がなければ、きれいなラメラ構造やリポソームができずに壊れやすくなってしまうので、モイスチャーマトリックスNSとしての適度な余力を設定しています。
それでも肌には安全性の高い界面活性剤なので、特に敏感すぎる人でない限り安全です。
モイスチャーマトリックスUV+
敏感肌の方は「美白美容液」等は刺激になりやすいので、何より予防が大切です!
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