油分でフタはウソ？あの保湿成分が実は高コスパの訳【スキンケア入門ゼミ】

保湿は、水分を補って油分でフタ？

さすが♪でも、なぜ油分でフタじゃダメなの？

結論から言うと…

それより、水分を挟み込んで離さない「あの保湿成分」をつけるのが一番！

この3つの因子が、角層と角層表面で機能して水分保持をしています。

どれか1つでも減少してしまうと、お肌のうるおいが保てなくり、乾燥してしまいます。

良い視点ですね。ただ、水分保持は平等に担っているのではなく、皮脂膜の保湿貢献度はたった3%と言われいるので、「フタ」と言うにはほど遠いのです。

そうです。ただ、「細胞間脂質」という成分はなく、以下のようにいくつかの成分によって構成されています。

皮脂膜の代わりのクリームや乳液を塗るよりも、セラミド配合の美容液を塗ったほうが、てっとりばやく保湿ができる理由が、分かったわね！

もちろん、ヒアルロン酸も効果の高い保湿成分なので、保湿の補助として私も使いますが、水分をつかんだり抱えるだけなので、水分を守るという意味ではセラミドより効果が劣ります。

セラミドが作ったラメラ構造は、水分を一度つかまえると、湿度が0%になっても蒸発しません。

せっかく保湿しても、すぐに乾燥してくるようじゃ意味がないでしょ。結局コスパがいいのは、セラミドよ！

なお、化粧品に入っているセラミドは、「ヒト型セラミド」であることが、このサンドイッチ保水力を発揮するためのポイントです。

この記事を読んで、さらにヒト型セラミドへの理解を深めておいてね。

寝ちゃダメよ！

水分と結合する成分を含まないただの水（自由水）は、すぐ蒸発してしまいます。

しかも、水が蒸発する際に周りの水まで奪って蒸発していってしまうので、前よりかえって乾燥してしまいます。

よし、100点！

お客様のお肌の乾燥の原因を突き止め、解決策をご提案するためにも、きちんと把握しておきましょ。

ここでクイズ！お肌の角層で水分保持を97%担う、細胞間脂質と天然保湿因子は、どこで作られるでしょう？

はい、ターンオーバーと呼ばれる、お肌の新陳代謝の過程で生成されます。

細胞のターンオーバーは、早すぎても遅すぎても、天然保湿因子・細胞間脂質の生成に悪影響をもたらします。

肌が乾燥する原因は、突き詰めると3つの保湿因子（皮脂膜・天然保湿因子・細胞間脂質）の質の低下や減少によるものです。

なぜ保湿は「水分を補って、油分でフタ」じゃダメなの？

その代わり補うべき、「あの保湿成分」とは？

バッチリ！
じゃあ、肌の乾燥の原因は？

よし、完璧！
夢中になって気づかなかったけど、あと2分でランチタイムよ。

今日はお弁当作りサボって、コレよ！

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