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モイスチャークレンジングジェルJの開発秘話(2)

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「お肌にやさしくて良いクレンジングはありませんか?」というお客様のお声に応えるべく開発を開始したモイスチャークレンジングジェルJ。私がクレンジングに求めるものとは・・・?

私がクレンジングを開発するにあたって、重要視した点は以下の4点でした。

  1. しっかりメイクが落とせること。
  2. お肌にやさしいクレンジングであること。
  3. これだけでメイク落としと洗顔が同時に行えること(ダブル洗顔不要)。
  4. 簡単で使いやすいこと。

しっかりメイクが落とせること。

クレンジングには様々なタイプがありますが、大きく分けると次の2つのタイプに分けられます。
ひとつはオイルでメイク汚れを浮かせるタイプともうひとつは洗浄成分(界面活性剤)でメイク汚れを浮かせるタイプです。
オイルでメイク汚れを浮かせるタイプの場合、一見お肌にやさしそうですが、実際にはふき取るという行為が必要で、ふき取る際にお肌を傷付けてしまうことがあります。
またふき取ってもメイク汚れは残っていますので、結局洗顔という行為をさらに行わなければならず、結果的に洗浄成分(界面活性剤)で洗っていることと同じになってしまいます。
また最近では、油分がお肌に合わないという脂漏性皮膚炎のお客様も多く、オイルタイプよりも洗浄成分タイプの方が良いという結論に達しました。

お肌にやさしいクレンジングであること。

クレンジングと言っても、様々なタイプがあり、市場には数多とあります。
お肌にやさしいクレンジングでなければDSRが作る意味がありません。
お肌にやさしい洗浄成分を厳選することから始めました。
石鹸(いわゆる脂肪酸セッケン)はお肌に優しいと漠然と思われがちですが、実はそこそこ脱脂力もあり、優れた洗浄力をもった界面活性剤です。
メイクのような粉体を分散させて落とす能力は高く、実はクレンジング剤に向いているのです。
市販されている「メイクも落とせる洗顔料」の多くは石鹸を主成分としています。
しかし、石鹸では洗浄力が強すぎ、お肌の弱いかたには負担が大きいかもしれない。
もっとお肌にやさしい洗浄剤が必要でした。
お肌に優しい洗浄成分を探すため、長い年月をかけて検討を繰り返しました。
こうして巡り合った洗浄成分がココイルリンゴアミノ酸Naというアミノ酸系の洗浄成分と
デシルグルコシド(カプリリル/カプリル)グルコシドという2つのグルコシド系の洗浄成分でした。
非常に高価な成分なので広く一般的には使用されていませんが、これらの洗浄成分は優れたクレンジング性能をもっていながら、お肌への刺激が極めて少ない優れた洗浄成分なのです。
優れたクレンジング能力をもちながらお肌にやさしいというのは相反するように感じられると思います。これらの洗浄成分の特長については次号でご説明するとして次に進みましょう。

これだけでメイク落としと洗顔が同時に行えること(ダブル洗顔不要)。

一般的にオイルクレンジングと言っても、オイルだけのものやオイルと界面活性剤が配合されているものなど様々です。
全くのオイルだけのタイプであれば、先ほどご説明したようにふき取りのあとに洗顔をする必要があり、ダブル洗顔不要とはなりません。
そこで繰り返しになりますが、洗浄成分(界面活性剤)タイプのほうがよりベターということになりました。
当初は私は思い違いをしていました。というのも、メイクの粉体を分散させるためによく使用されているオイルがあるのですが
これはクレンジングオイルとしてはとても優れています。
ですからこのオイルと先ほどの低刺激で優れた洗浄成分を組み合わせれば、良いクレンジングができるだろうと思っていたわけです。
しかし、実際に作ってみると、あまりメイクが落ちないのです。
よく考えてみれば当然かもしれません。せっかくの洗浄成分がオイルに食われているのですから。
頭を切り替えて、オイルを除き、洗浄成分だけにしたところ、思いのほかよくメイクが落ちました。
これもまた思い違いをしていたのですが、お肌にやさしい洗浄成分はメイク落としの効果も低いだろうと。
これは大きな間違いで、詳しくは次号でご説明します。とにかくお肌にやさしくてもメイク落としの効果は高いことがわかりました。

簡単で使いやすいこと。

ここまで決まれば、あとは使いやすい形状やテクスチャーにするだけです。試行錯誤をしながら今の粘度に決まりました。
使用感もとても良く、さっと塗り広げることが出来て、ささっと洗顔が終わります。
忙しくて時間のないOLさんや主婦の方にも喜んでいただけそうです。

さて次号ではお肌にやさしいのに優れたクレンジング性能をもっている洗浄成分の謎に迫ります。