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敏感肌の専門家として認めていただいた!?

こんにちは。社長の高岡です。

西川からも報告させていただいたように先日、株式会社技術情報協会様からのご依頼で
化粧品技術者向けの専門誌「コスメティック・ステージ」の10月号に「敏感肌用スキンケア化粧品の処方設計での留意点」という題目で原稿を執筆させていただきました。
5ページほどの内容で、「敏感肌について」と「敏感肌のスキンケア」および「敏感肌用スキンケア製品の処方設計」について解説をさせていただきました。
このようなご依頼をいただけるということは、大変名誉なことで、
「敏感肌の専門家」として第3者の方に認めていただいたような気がして、とてもうれしく思っています。

敏感肌とは

今ではほぼ7割の女性が自分で「敏感肌」であると感じているそうです。
「敏感肌」とは、皮膚に目に見える炎症などの症状がみられないのに、石けんや化粧品などが皮膚に触れた際に
チクチク感やヒリヒリ感、ピリピリ感などの過剰な刺激感を感じる状態です。
アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎、ニキビ、接触皮膚炎、光線過敏症なども「敏感肌」ととらえられています。
もはや7割の女性が敏感肌であるとすると、ほとんど特別なことではないのかもしれません。

敏感肌は下記のような状態です。

  1. アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎のような疾患や体質的に刺激性物質に反応しやすい肌質
  2. 紫外線や化粧品などで慢性的に皮膚トラブルを生じやすい肌質
  3. バリア機能の低下により、水分の喪失と刺激物質の肌内部への侵入が皮膚の過敏性を助長している

「超敏感肌」では、なかなか肌に合う化粧品が見つからず、色々と試してみては肌荒れを起こしてしまう、という方が多く見られます。
肌の悩みも肌荒れから湿疹、炎症、赤み、かゆみなど様々な症状に苦しんでいます。
その原因も様々で、皮膚疾患、体質、肌に合わない化粧品やスキンケアによる慢性的な炎症、ストレス、紫外線、食生活、アレルギーなど、特定できない場合も少なくなく、なかなか改善できないことが多いようです。

敏感肌のスキンケア

敏感肌の方のスキンケアとしては次の2点を推奨しています。

①できる限り低刺激な成分を選んで配合している化粧品を使用しましょう。
また、できる限り成分は低濃度であるほうが刺激になりにくいと考えられます。
過敏に反応する成分の閾値というものがあり、かなり低濃度の場合は反応しないことが多々あります。
しかしごくごく微量でも反応するケースもあるので一概には言えません。
また、シンプルな成分の化粧品のほうが良いのですが、だからといって最低限必要な成分(天然保湿因子、セラミド)が
入っていないものはあまり保湿できず、効果があまり期待できません。
かえって悪化させる場合もあります。
防腐剤や界面活性剤はあまり神経質になる必要はありませんが、自分自身が肌に合わないと感じる成分は避けるほうがよいと思います。

②できる限りバリア機能を損なわない、回復させるスキンケアをしましょう。
バリア機能を損なうような行為、たとえば洗いすぎる、こする、掻きむしる、などの行為は避けましょう。
また洗顔はできるだけダブル洗顔をしないことがお勧めです。
メイクは簡単に落ちるものが良いと思います。
洗顔料は、マイルドで低刺激な洗浄成分のものがお勧めです。
脂肪酸石けんはイメージとは異なり、結構強い洗浄剤です。
バリア機能を損ないやすく、またバリア機能の回復を遅らせることも報告されています。
またバリア機能を回復させるためには、天然保湿因子(NMF)やセラミドをしっかり配合したものがお勧めです。
とはいえ、高濃度で配合しているものは肌に負担となる場合があるので、低濃度のものから試してみるのが良いでしょう。
様々な植物エキスは、薬効的な効果が期待できるものもありますが、逆に敏感肌を助長してしまうこともあります。
できるだけ植物エキスが色々と入っている化粧品は避けたほうが良いと思います。
シェルシュールで使用している植物エキスは、そのような敏感肌を助長する細胞内のサイトカインという物質の発生を抑えるものを選んで使用しています。

※脂肪酸石けんとは、脂肪酸とアルカリの組合せでできるいわゆる「石けん」です。
成分としては、石ケン素地、カリ含有石ケン素地、ステアリン酸K、パルミチン酸K、ミリスチン酸K、ラウリン酸K、パーム核脂肪酸Na、ヤシ脂肪酸Kなどで、KとNaは置き換わる場合があります。またステアリン酸と水酸化Kとの組み合わせの場合などがあります。