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日焼け止めの塗り直し問題・乾燥する理由・白浮きとナノ化問題

つぶやき
スタッフ西川
マイクロカプセルに閉じ込めた「紫外線吸収剤」の安全性や、SPFについては納得しました!

?カプセル化した紫外線吸収剤ってつぶれないの?安全性は?

スタッフ西川
だけど、まだ聞きたいことがありますっ!
社長
はいはい、受けて立ちますよ。

塗り直すのが面倒だっ!

スタッフ西川
シェルシュールのモイスチャーマトリックスUV+はSPF50相当と高いのに、石けんで落ちるのは嬉しいです。
スタッフ西川
でも、塗り直さなきゃいけないのは面倒です!どうにかできなかったんですか?

紫外線ケアしましょう

どんな日焼け止めも塗り直しが必要

落ちにくいウォータープルーフ処方はお肌にどうしても負担になります。

確かにウォータープルーフではないと落ちやすいですが、モイスチャーマトリックスUV+はウォータープルーフではない他社製品と比較しても、落ちやすさは同じレベルです。

しかも、ウォータープルーフでも耐水テストでは80分程度が普通で、肌に塗った皮膜など、長い時間は保てないのです。

ウォータープルーフを含むどんな日焼け止めも、塗り直しが必要なのは同じです。

こちらの記事で詳しく解説しています。

モイスチャーマトリックスUV+は、ウォーターベース?オイルベース?
スタッフ西川日焼け止めって「ウォーターベース」と「オイルベース」があるってツイッターで見たんだけど、水っぽいのと、油っぽ...

 

適切な量・こまめな塗り直しは基本!

そもそも『塗る量や塗り直し回数』が少な過ぎる方が多く、実際は商品に表示されているSPFやA+++などの性能を、十分に発揮できていないパターンも多いと思います。

SPFを測定する際は、けっこう厚く塗るんですよ。

社長
適切な量の使用、こまめな塗り直しができないなら・・・申し訳ないのですが、日焼けして下さい。
スタッフ西川
嫌です!すみません! 塗り直します!

リモート中村
メイクをしているとモイスチャーマトリックスUV+を塗り直すのは確かに難しいので、日焼け止め効果のあるパウダーを重ねるとか、使いやすいものでの塗り直しをおススメします!

日焼け止めなのに乾燥しないのはおかしい!

スタッフ西川
いくらセラミドが入っているとは言え・・・肌に優しい日焼け止めって、乾燥するものが多いじゃないですか。
社長
よく勉強してますね!その理由を説明しましょう。

紫外線吸収剤の刺激による乾燥

なぜそういった製品で乾燥するかと言うと、一つは紫外線吸収剤の刺激によるものです。

肌が荒れる→バリア機能が低下する
→肌が乾燥する

なので、『成分良好』と言われる、お肌に優しい日焼け止めは、ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)を謳うものが多いのです。

紫外線散乱剤「粉」が多いとカサカサ感が


*写真はイメージです

しかし、紫外線散乱剤は「粉体」なので、紛が多いとお肌に塗った時に白く粉っぽくなり、カサカサとした感じが残ってしまいます。

そして、紫外線散乱剤だけを使用してSPF30以上を出そうとすると、配合量が増え、乾燥の原因を作ってしまいます。

こういった理由で、お肌に優しい日焼け止めは乾燥しがちなんです。

結論:紫外線吸収剤&紫外線散乱剤+セラミドで乾燥の原因を減らす。

そこで、マイクロカプセルに入れた紫外線吸収剤で肌に負担をかけずにSPFを出し、紫外線散乱剤の使用量を抑えることで乾燥の原因を抑えました。

そして、セラミド美容液をベースにしたので、むしろ潤うUVケア商品にできたんです。

スタッフ西川
塗り直すたびに、保湿できちゃうってことです♪

白浮きしないけど「ナノ化問題」は大丈夫なんですか?

スタッフ西川
紫外線散乱剤を使っているのに白浮きしないのは、ナノ化で解決してるんじゃないですか?
社長
お!西川君勉強してますね!

粉体である紫外線散乱剤は「白浮き」の原因になりますが、粉をナノレベルに小さくすることで、光の反射を抑え、白浮きを防ぐことができます。

ナノ

スタッフ西川
でも、ナノ化って安全性が確認できてるんですか?

研究発表や調査結果で分かっていること

・ナノ化すると細胞内に入るサイズだが、通常は2次凝集(粒子同士が固まる)しているので、なかなか細胞には入っていかない。

・表面をコーティング処理しているものは毒性が低い。

したがって20~100nm程度のコーティングされている酸化チタン、酸化亜鉛であれば使用しても問題はない、と判断して使用しています。

モイスチャーマトリックスUV+で使用している紫外線散乱剤

酸化チタン
・粒径はたて100~1000nm(いろんなサイズがある) 横15nmの紡錘状(長細い形
・シリカ

問題ないと考える大きさで、肌への親和性が高く、白浮きもしません。

スタッフ西川
めちゃ納得できましたが、単語が難し過ぎます!
社長
勉強して下さい。
リモート中村
バッサリ(笑)

紫外線吸収剤の配合量を最小限にする「マイクロカプセル」

しかし、問題ないと判断したとしても、高濃度に使用するのはやはり躊躇します。

さらに、敏感肌の方が使用することを考えると、分散剤として油分や界面活性剤の配合量を多くしたくなかった。

ですから、マイクロカプセルに出会うまでは、肌に優しく使用感の良い日焼け止めを作ることは、
ほとんど無理なのではないかと思っていたくらいでした。

マイクロカプセル

マイクロカプセルに入れた紫外線吸収剤(ナノではありません)を使うことで、

・紫外線散乱剤(粉体)の使用量を抑え
・白浮きや乾燥を抑え
・粉体分散剤としての油分や界面活性剤の配合を抑え

ることができ、使用感も仕上がりも、格段にアップさせることができました。

 

スタッフ西川
ここだけの話、なかなか納得の行くバランスが実現できず、完成までは長い長い年月がかかったそうです。
そんな渾身の「モイスチャーマトリックスUV+」のクオリティを、是非皆さまのお肌で試してみてください!

酸化亜鉛フリーの日焼け止めモイスチャーマトリックスUV+

 

 

さらっとした使い心地のわりに、ある程度水にも強い理由は、こちらで解説しています!
(ちょっとマニアックな、製品開発のお話です。)

? UVケア製品開発の苦悩:ウォーターベースでお肌に優しく耐水性アップさせた秘策