
『セラミドでニキビができる』ってバズってる!

見た見た!『セラミドが毛穴に蓋をして詰まるし、インナードライ・脂性肌には合わない』らしい…私、セラミド使うのやめるわ。

それ、原因は「セラミド」ではなく「クリーム等の油分」と考えられます。
- セラミドは「蓋」をして毛穴を詰まらせるのではなく、肌の細胞同士をつなぎ、乾燥や異物の侵入を防ぐ。
- セラミド不足でこのバリアが衰えると、ニキビの原因になる。
それでは、敏感肌を研究し続ける医学博士、高岡の魂の叫びをお聞きください。

悪いことは言いません。ニキビ肌の方、インナードライに悩む方こそ、セラミドを補ってください!

神戸大学 医学部 医学博士 取得。
敏感肌の研究を専門とし、皮膚のバリア修復に注目した新しいスキンケア理論を開発。
日本美容皮膚科学会、セラミド研究会などに所属。
真実:セラミド不足→毛穴の詰まり→ニキビ

ニキビの「始まり」は毛穴の詰まりで、毛穴の詰まりはセラミド不足が引き起こします。
→ 肌のターンオーバーが乱れる(角化異常)
→ 毛穴の出口の角質が厚く・硬くなる
→ 毛穴の出口が閉鎖(毛穴の詰まり)
→アクネ菌が増殖して炎症
→ニキビ
≫ ニキビの「始まり」は毛穴の詰まりよ!


ニキビ肌こそセラミドが不足しており、セラミド補給が必要です。
なお「グリセリンがニキビの原因になる」と信じている方は、ぜひこれを読んでください。

セラミドで毛穴が詰まる→間違い
セラミドは角層細胞間脂質の約50%を占める成分であり、細胞同士をつなぎ留める「セメント」のような役割を果たしますが、これは物理的に毛穴の出口を塞ぐ「蓋」とは全く異なります。


主にセラミドが作るお肌のバリアが、異物の侵入を防ぐ他、水分の蒸発を防ぎます。
研究では、セラミドを含む保湿剤を使用することで、ニキビ治療薬による乾燥や炎症(赤み)が軽減され、バリア機能の修復が早まることが確認されています。
もしセラミド自体が毛穴を詰まらせるなら、このような臨床結果にはなりません。
セラミドでニキビが悪化する→間違い
セラミド化粧品でニキビが出来た、というのは、セラミドそのものが原因なのではなく、セラミドを溶かし込むために配合された「油性成分」による毛穴詰まりを指している可能性が非常に高いです。
- セラミドそのものはニキビの原因ではない。
- セラミド以外に配合された油性成分が原因と推測される。
- だから、ニキビ肌の人はセラミド化粧品は、オイルフリーやノンコメドジェニックの製品を選ぶ。
スキンケア成分において、セラミドは肌の水分を抱え込んでバリア機能の主役となる「脂質」ですが、通常の温度では液体の、単に肌の表面を覆う「オイル(油分)」とは全く異なります。
「水」と「脂」の両方となじむ性質を持っているため、角質層の水分を強力に挟み込んで逃がさない、非常に優れた保湿成分なのです。

繰り返しになりますが、ニキビを悪化させたくない方こそ、セラミドを補ってください。
脂性肌の保湿には、セラミドより水分→間違いです
水分と結合する成分(NMF)などを含まない水(自由水)をたくさん与えてしまうと、水が蒸発する際に周りの水まで奪って蒸発していってしまうので、かえって乾燥してしまいます。

そして、脂性肌の方の保湿剤選びとして、オイル・油分等は控えめにすることは確かに大切ですが、セラミドは脂質であり控える必要は全くありません。
セラミドは、角質層の水分を強力に挟み込んで逃がさない、非常に優れた保湿成分です。
Xでは「セラミドよりヒアルロン酸」と言われているようですが、実はこれらは役割が違います。
ヒアルロン酸は『水を抱える』係、セラミドは『バリアを作って水分を強力に挟み込む』係です。
どちらも保湿には大切な成分なので、喧嘩させずに両方取り入れるのが美肌への近道です。

ヒアルロン酸は確かに高い保水能力を持つのですが…両方の特性を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

まとめ:セラミドはニキビの原因ではない、むしろ…

Xでバズっていた情報と、私の見解をまとめます。
セラミドは「毛穴をふさぐ蓋」→間違い
細胞同士をつなぎ止める「セメント」のような役割をする脂質であり、物理的に出口を塞ぐ油分とは全く異なります。セラミドはニキビの原因→間違い
セラミドが足りないとバリア機能が低下し、角質が厚くなって毛穴が詰まりやすくなる(=ニキビの始まり)。セラミド不足こそがニキビの原因。セラミドでニキビが増えた→原因は、セラミドではない
配合された他の油性成分が肌に合わない可能性が高い。セラミドよりヒアルロン酸がいい
→むしろ併用が理想的
水分を抱え込むヒアルロン酸と、水分を挟み込んで逃がさないセラミドは役割が違うため、両方取り入れるのが美肌への近道。
脂性肌・ニキビ肌:正しいセラミド化粧品の選び方


オイルフリーのセラミド美容液を選ぶこと!
ニキビ肌の方は、オイルフリーのセラミド美容液を選べば、オイルによる毛穴の詰まり等は避けることができます。オイルフリー以外でも、
- ノンコメドジェニック処方や、油分が少なめのものを選ぶ
- クリームなど、こっくりとした油分の多いものは避ける
などのセラミド化粧品を選ぶと良いでしょう。
なお、セラミドにも沢山種類がありますが、「ヒト型セラミド」が良いと言われていますので、セラミド化粧品選びの参考にされてくださいね。



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