





ということで、今回はコスメコンシェルジュ、成分マニアの中村さんに、シェルシュールの2種類のレチノール美容液について聞いてみたいと思います!
モイスチャーマトリックス8種のうち、2種がレチノール入
モイスチャーマトリックスは、主に敏感肌のお客様の細かなニーズに合わせて、8種類あります。(モイスチャーマトリックス全種説明はこちら)
その中に、ビタミンAである、レチノールが入った美容液は、実は2種類あるの。
- モイスチャーマトリックスQ
保湿成分ヒト型セラミドを0.4%配合した美容液。レチノール誘導体やビタミンB6の誘導体(整肌成分)配合でお肌にハリとうるおいを与え、みずみずしいお肌へ。グリセリンフリー、オイル極少。
- モイスチャーマトリックスEX
- 保湿成分ヒト型セラミドを、0.75%配合(シェルシュール製品の中で最高濃度)。油溶性ビタミンC誘導体など4種の美肌成分を配合し、お肌にハリを与え、キメが整ったツヤ肌へ。しっとりリッチな美容液
モイスチャーマトリックスEXは、美肌成分てんこ盛りで、レチノール*をあまり全面に押し出していないけど、しっかりレチノール*が入ってるのよ。
パンテノールやビタミンC誘導体は・・・

ちょっとイラっとしたけど(笑)、確かにまずは概要ね。
モイスチャーマトリックスQとモイスチャーマトリックスEXの違い

使用感による使い分け:Q-さっぱり EX-しっとり
肌質は表に書いた通りですが、それに関連して、使用感が大きく違うの。
- セラミド濃度:Q-0.4% EX-0.75%
- 油分:Q-極少 EX-あり
- グリセリン:Q-なし EX-あり
どれを比較してみても、Qがさっぱりで、EXはしっとり、という違いを生む処方になっています。
なので、さっぱりとした美容液が好きか、しっとり保湿力が欲しいのか、ご自身のお肌のニーズに合わせてお選び頂くことができると思います。
肌のテカリや毛穴の皮脂分泌が気になられる方はQをお選びになることが多いです。
一方、お顔全体の乾燥や、シミやシワなど、加齢に伴うトラブルでお悩みの方は、EXを選ばれることが多いですね。
そもそも、EXは「保湿・年齢肌ケア」シリーズに所属していて、図で示した通り、Qと比べて美肌成分の種類


ニキビの状態による使い分け
ニキビのご相談を頂くことも多いのですが、まず、ニキビであってもきちんと保湿は必要であることをご理解頂きたいです。
その上で、乾燥ニキビ(白ニキビ)の場合は、EXでもQでも、お好みで選んで頂けると思います。
お顔の全体的な乾燥に加え、シミやシワなどのトラブルでもお悩みなら、EXをお勧めしますね。
ただ、赤く炎症を伴うニキビの場合は、皮脂の分泌過多が疑われる場合が多いので、オイルフリーのQをお勧めすることが多いです。
それぞれの全成分
予告なく品質改善のために配合成分の若干の変更を行う場合がございますので、最新の成分は以下のリンクからご確認ください。
・モイスチャーマトリックスQ全成分
・モイスチャーマトリックスEX全成分
2022年5月現在
モイスチャーマトリックスQ
水、プロパンジオール、BG、セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP、フィトスフィンゴシン、リノール酸レチノール、トリスヘキシルデカン酸ピリドキシン、PCA-Na、PCA、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシンHCl、アルギニン、トレオニン、プロリン、ヒアルロン酸Na、ポリクオタニウム-51、ビオサッカリドガム-1、ツボクサエキス、オウゴン根エキス、イタドリ根エキス、カンゾウ根エキス、チャ葉エキス、ローズマリー葉エキス、カミツレ花エキス、グリチルリチン酸2K、ヒドロキシプロリン、ベヘニルアルコール、コレステロール、フィトステロールズ、ステアリン酸、1,2-ヘキサンジオール、カプリリルグリコール、エチルヘキシルグリセリン、ベタイン、キサンタンガム、カンテン、カルボマー、水添レシチン、ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、ラウロイルラクチレートNa、ステアロイルラクチレートNa、乳酸Na、クエン酸、クエン酸Na
モイスチャーマトリックスEX
水、グリセリン、プロパンジオール、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、ラベンダー花水、ベヘニルアルコール、ラウロイルラクチレートNa、1,2-ヘキサンジオール、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド5、セラミド6Ⅱ、フィトスフィンゴシン、コレステロール、フィトステロールズ、PCA-Na、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシン、アルギニン、トレオニン、プロリン、パルミチン酸レチノール、パンテノール、トコフェロール、ヒアルロン酸Na、ポリクオタニウム-51、ヒドロキシプロリン、グリチルリチン酸2K、スクワラン、マカデミア種子油、オクチルドデカノール、ピーナッツ油、ステアリン酸、エチルヘキシルグリセリン、ベタイン、ソルビトール、キサンタンガム、カンテン、カルボマー、水添レシチン、ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、ステアロイルラクチレートNa、BG、クエン酸、クエン酸Na
その他、お肌のお悩みによる使い分けのご提案もさせて頂きますので、お気軽にお問合せくださいね。


ということで、次回は「誘導体」の意味と、「リノール酸レチノール」と「パルミチン酸レチノール」の違いについて、コスメコンシェルジュの中村に、引き続き話を聞いて行きます!
やっぱりマニアックになって来ましたが・・・それでこそシェルシュールのブログですからね!
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