お化粧水は、したたるほどの量を、時間をかけてお肌に浸透させるのが良いと思い込んでいませんか?
本日は、スキンケアアドバイザーきくいの、お化粧水講座をお届けします!
細胞にとって心地よい水分量
私たちも、水を飲みすぎたら尿に出して、体内の水分量を調節しますよね。体内の血液が薄まらないように、水分を適切に排出する仕組みになっています。
ちょうど良い水分量が、細胞にとって心地良いのです。
お肌も同じです。お肌にも理想の水分量がありますので、水だけをたっぷり与えても、お肌の細胞は心地よくありません。
お化粧水のつけすぎで乾燥する?
また、お化粧水のつけすぎで乾燥すると聞いたことがあるかもしれません。
しっかり保湿成分の入ったお化粧水なら、お化粧水のつけすぎで乾燥はしないかもしれませんが、角質層に入りきらなかったお化粧水が無駄になってしまいます。
ただ、パッティングを何十分もする、パックを長時間するなど無理に化粧水を浸透させようとすると乾燥を招いてしまうので注意して下さいね。
お化粧水のポイント講座
①お肌への水分補給は量と回数、どちらが大切?
角質層で保持できる水分量は決まっています。
もちろん少ない量ではしっかり補えませんが、ある一定量以上はいくら与えても効果は上がらず、むしろ回数を多くするほうが効果的です。
②自由水では逆効果?
水分と結合する成分(NMF)などを含まない水(自由水)をたくさん与えてしまうと、水が蒸発する際に周りの水まで奪って蒸発していってしまうので、前よりかえって乾燥してしまいます。
NMF(アミノ酸など)のような水分と結合する成分をしっかり含んだ化粧水などを使用することが大切です!
③入浴後の保湿は急ぐべき?
入浴後の保湿は、入浴後すぐに慌てて行う必要はありませんが、できるだけ早く保湿することが大切です。30分後より10分後のほうが効果が高いという説もあります。
皮膚が薄い方やアトピーの方は、なるべく早めに保湿ケアして下さいね。
④保湿に大切なことは?
セラミドをしっかり補うこと。
化粧水で水分を補っても、セラミドが無いと水分が蒸発してしまいます。
セラミドは強力な保湿成分で、角質細胞の隙間から水分が蒸発するのを抑えてくれます。
基本的には洗顔後しっかりとセラミドを補って頂くのが良いかと思います。
セラミド美容液を持ち歩いて、お化粧直しに使うのも良いですよ
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