赤ちゃんの食物アレルギー予防には、スキンケアが大切なの。
え?食物アレルギーなのにお肌のケア?全く意味が分からない!
本日は、なぜ赤ちゃんの食物アレルギーの予防にスキンケアが大切なのか、どんなスキンケアをすればいいのか、丁寧に解説して行きますよ。
監修20年以上敏感肌を専門に研究し続け、シェルシュール商品の開発・製造を担当。医学博士。
赤ちゃんのお肌は「超」敏感肌
「赤ちゃんのようなタマゴ肌になりたい!」とはよく言いますが、実際の赤ちゃんの肌は乾燥肌・敏感肌でトラブルも多いです。
うちの子も超カサカサで、保湿しないとかきむしるので大変でした!
小児と大人で角質層の厚さはほとんど変わりませんが、お肌のバリア機能に大きくかかわってている角質層の角化細胞は大人より小さく、不規則な形をしており、未熟です。
赤ちゃんのお肌の特徴—–表皮—–
・角質層:
角層細胞も未熟で、細胞間脂質・セラミドの量が少ない
→バリア機能が低く、乾燥・肌荒れしやすい
・皮脂膜:
皮脂の分泌は少ない(約3ヶ月以降)
→乾燥しやすい
・基底層:
メラニンの合成能は大人に劣る
→紫外線に弱い
—–真皮—–
線維成分は大人に比べ、量、構造ともに未熟
・角質層:
角層細胞も未熟で、細胞間脂質・セラミドの量が少ない
→バリア機能が低く、乾燥・肌荒れしやすい
・皮脂膜:
皮脂の分泌は少ない(約3ヶ月以降)
→乾燥しやすい
・基底層:
メラニンの合成能は大人に劣る
→紫外線に弱い
—–真皮—–
線維成分は大人に比べ、量、構造ともに未熟
また、生後3か月までの乳児は皮脂分泌が多く脂漏性湿疹が多くみられますが、その後は脂腺は委縮して減少し、乾燥しやすくなります。
私自身、頭では理解していましたが、自分に子供ができて、赤ちゃんのお肌の弱さに衝撃を受け、ベビーマトリックスFの開発に至りました。
お肌への優しさと保湿力を徹底的に追求した「ベビーマトリックスF」の開発秘話
食物アレルギーの引き金は・・・そこから来る!?
赤ちゃんが超敏感肌なのは分かったけど・・・敏感肌と食物アレルギーと、何のカンケイがあるんですか?
お肌から侵入したアレルギー原因物質が、食物アレルギーの引き金になることがあるからです。
出生時の赤ちゃんには、食物アレルギーはありません。
しかし、お肌のバリア機能が低い赤ちゃんが、2~6ヵ月頃にアトピー性皮膚炎を発症したり、乾燥や炎症でさらにバリア機能が低下すると、卵など食品や動物のふけなどアレルギー原因物質を、容易に侵入させてしまうようになります。
そのアレルゲンが免疫細胞に認識され、警戒態勢となります。
(IgE抗体がつくられる)
そのアレルゲンが離乳食などで体内に入った時に抗体が反応し、アレルギー症状が起きます。
お肌から入ってくるなんて・・・ど、どうすればいいんですか?
赤ちゃんの食物アレルギー予防にはスキンケアが大切
そこで大切なのは、赤ちゃんのお肌のバリア機能を高めるスキンケアです。
バリア機能を高めることで、アトピー性皮膚炎やアレルゲンが皮膚から体内に侵入することを防ぎ、食物アレルギーの発症を予防することになります。
赤ちゃんのスキンケア~お肌のバリア機能を高めるために~
・細胞間脂質(セラミド等)を補う
・天然保湿因子(NMF)を補う
・足りない油分を補う
・細胞間脂質(セラミド等)を補う
・天然保湿因子(NMF)を補う
・足りない油分を補う
大人の敏感肌のスキンケアと、基本は全く同じですね!
そう!基本は同じ!あとは、赤ちゃんのためにシンプルな成分の保湿剤を選べばよいのよ!
赤ちゃんのお肌を守るために。保湿剤の選び方と保湿ケア方法
赤ちゃんの保湿ケアや保湿剤、これで大丈夫!?と不安なママへ。こんにちは、コスメコンシェルジュの中村です。実は私、2歳の娘...
離乳食が始まる前までに
見た目はきれいで肌荒れがなくても、赤ちゃんのお肌は想像以上に弱いです。
保湿ケアをしっかりして、パパとママで赤ちゃんの食物アレルギーのリスクを減らしてあげてくださいね。
もし、アトピーや脂漏性湿疹(乳児湿疹)、その他の肌荒れがひどい場合は、食物アレルギーを防ぐためにも、離乳食が始まる生後5,6か月ごろまでには治すことが理想的です。
気になる場合は、皮膚科に相談してみてくださいね。
人気記事ランキング