化粧品を顔に塗ると、一部分にだけ違和感を感じます。これは「合わない化粧品」だから、もう使わない方がいいですよね?
一部でもピリピリすると、不安になりますよね、敏感肌の方ならなおさらです。でも、一発レッドカードはもったいないかもしれません。
本日は、なかなかお肌に「合う化粧品」が見つからない敏感肌の方から頂いたご相談をご紹介いたします。
*本ご相談は実際のものではなく、よく頂くご質問や回答の要点をまとめ、ご相談形式に構成したものです。
化粧品が合わないかも…その時どうする?
「合わない」基準は人それぞれ?
化粧品が「合わない」という基準は人それぞれ。これが正しい、というルールはありません。
例えば食品アレルギーでも、
・加熱をすればOK
・一部分ならOK
・少量ならOK
と、人によって「合わない」の基準が違いますが、化粧品も同じことが言えます。
肌の調子が良い時は問題ない化粧品・お顔の一部には合わないけど、
他の部分には問題ない化粧品
これを「合わない」化粧品として選択肢から外すかどうかは、人それぞれ違って来ます。
使用中止をおすすめる時
明らかに肌荒れしている場合や、お肌に負担になっている化粧品は、もちろん使用中止をお勧めします。
また、使うことに不安を感じる化粧品を無理に使うことは、心理的な負担となり、お肌の調子にも影響します。使いたくない!と感じられたなら、無理に使わない方が良いと思います。
それでも使う「メリット・デメリット」
ただ、敏感肌で使える化粧品が見つからない…そんな「化粧品迷子」状態でお困りの方には、異なるアドバイスを差し上げることがあります。
なぜなら、工夫して使い続けるメリットの方が、新しい化粧品を探す手間や試す不安、さらにはもっと肌荒れをするリスクなど、デメリットよりも大きいことがあるからです。
違和感については、お肌に合わない成分が入っている可能性ももちろんありますが、体調によって反応しやすくなっているだけの可能性もあります。
また、唇付近ですと、食品や歯磨き粉などもつきやすい部分ですし、皮膚と構造が少し違っているので、お肌とは違う反応が出ることもあります。
私は30代に入ってから、体調が悪い時に豚肉を食べたり、プラセンタ配合の化粧品を使うと、唇のふちがじんじんしたり唇に赤みやぶつぶつができるようになりました。
ですが、豚肉を食べたいですし、化粧品も使いたいので、体調が悪い時は避ける、頻度や量を調整するなど、付き合い方を工夫しています。
不安を感じることもありますが、他のメリット・デメリットを比較した「ご自身の合わない基準」を作ることで、その不安を上回る楽しみや喜びが得られるかもしれません。
違和感を感じた原因を考えながら使う
・体調や肌の調子が悪い時は控える
・「日常生活の癖」に気を付けてみる
日常生活の癖と、違和感の出る場所は、このような例が挙げられます。
・右側を下にして横向きで寝る(右側に赤みが出やすい)
・無意識に良く触るところ
・メイクで隠そうとしてよく摩擦が起こるところ
また、ホルモンバランスのサイクル(生理前や生理中は肌荒れしやすい等)を意識しておくことも大切ですね。
なお、新しい化粧品に変える時は特に反応が起きやすいので、少しずつ肌を馴らしていくことで、使える化粧品が広がっていく可能性があります。
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もちろん、刺激を感じ続ける時は、使用を止め、皮膚科などでご相談下さいね。
お客様相談室から~化粧品迷子~
確かに、乾燥しがちな口元だけ、ヒリヒリするんです…でも、頬やおでこでは大丈夫だし、使用感は気に入っています。
口元は様子を見ながら塗ったり、ワセリン等刺激の少ないものでガードしてみるのもいいかもしれません。
敏感肌なので、少しでも違和感があると怖くて使用を止めて…化粧品迷子になっていました。
私も敏感肌なので分かるのですが、敏感肌さんはひどく肌荒れしたことがトラウマになり、ちょっとした刺激でも使用を止めてしまい、化粧品迷子で苦しまれている方が多いように感じます。
そうなんです…せっかくいいかなと思った化粧品なので、お肌の調子やバイオリズムも意識して、工夫して使ってみます。
もちろん、違和感が強くなるようでしたらすぐに使用を中止し、皮膚科等にご相談下さいね。
実は、こういったご相談はとても良く頂くんですよ。
・片方の頬の一部分だけ化粧品を塗るとヒリヒリする
・化粧品を塗った時だけ唇のふちがジンジンする
・眉間だけ、こめかみだけ・・・
よくよくお伺いすると、その部分だけ前に炎症されていたとか、トラブルがあったところ、ということが多いです。
そこでおススメしたいのが…↓
「レコーディング・スキンケア」のススメ
もし違和感を感じたら、レコーディングダイエットならぬ、レコーディングスキンケアをしてみましょう!
- いつ、何をどのくらい使って、どの部分にどんな反応が出たのか。
- 量や使用順を変えてみたらどう変化したのか。
記録をつけることで規則性なども見つかるかもしれませんし、シェルシュールの無料相談の際も、情報があるととても参考になります。
合わなかった、違和感を感じた商品と、その全成分などを記録しておくのも、とても良いと思います。
まずは「観察」から始めてみてくださいね。
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