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敏感肌の美白シワ対策に!話題のバリアビタミンCを医学博士が解説

敏感肌のシワ・美白対策にバリアビタミンC成分徹底解説
お客様
お客様

SNSで話題の「バリアビタミンC」って何?

医学博士
医学博士

肌バリアを中から外から強化し、敏感肌の肌質をも改善し、さらにシワ改善・美白効果をも持つビタミンCです。

お客様
お客様

でも、敏感肌だからビタミンCはピリピリしそう…

中村
中村

ビタミンCに刺激を感じたことのある敏感肌の方も、バリアビタミンCなら使える!というお声をいただいています。

この記事では、敏感肌界隈で今注目の「バリアビタミンC」を、医学博士が分かりやすく、詳しく解説します。

バリアビタミンCって何?

スキンケアをする女性

バリアビタミンCとは、正式名称は「3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸」、ビタミンCにグリセリンがくっついた、ビタミンC誘導体の一種です。

ビタミンCとして、ハリを与えキメを整える等の効果を持ちながら、他のビタミンCにはない敏感肌改善効果も期待できるという優れモノ!

バリアビタミンCの主な効果
1.肌バリアの強化
2.敏感肌の肌質改善
3.シワ改善・美白効果
医学博士
医学博士

敏感肌化粧品シェルシュールとしてイチオシのこの成分、その効果を詳しく解説して参ります。

バリアビタミンCの3大効果

1.肌バリアを強化する

表面:セラミドによる肌バリアを強化

医学博士
医学博士

シェルシュールでも口を酸っぱくして言っていますが、敏感肌はこの肌バリアが弱いため、乾燥やトラブルが起きやすくなっています。

皮膚のバリア機能に異常が出ている時の肌の模式図

医学博士
医学博士

この角層にある肌バリアは、セラミドを中心とする細胞間脂質によって保たれています。

細胞間脂質はセラミド、コレステロール、脂肪酸で構成されている

医学博士
医学博士

細胞間脂質の約50%を占めると言われるセラミドが重要なのは常識になって来ましたが、実は、セラミド単体だけでなく、バランスもとても大切なのです。

バリアビタミンCは細胞間脂質のセラミド産生を促す
脂肪酸コレステロールの産生も促す

肌バリアが強化されるため、以下のような研究データも出ています。

バリアビタミンCを塗布した場合の経皮水分蒸散量グラフ

医学博士
医学博士

セラミドはもちろんのこと、細胞間脂質全体をパワーアップするので、お肌のバリアがより強化されます。

中村
中村

だから医学博士・高岡さんが作る「バリア機能改善のためのセラミド美容液」には、ヒト型セラミドだけでなく、コレステロールや脂肪酸も配合しているんですね!

内部:活性酸素を減らしてバリアを強化

バリアビタミンCは、細胞内抗酸化システムを活性化し、活性酸素を減らします。

「細胞内抗酸化システム活性化」は、ビタミンC史上初の快挙です。
医学博士
医学博士

紫外線やストレスなどによって作られる活性酸素は、シワやシミなどの「肌老化」に繋がります。

活性酸素 しわ しみ

医学博士
医学博士

バリアビタミンCは、細胞内でこの活性酸素を消去してくれる、抗酸化物質(グルタチオン等)の産生をサポートします。

バリアビタミンCと抗酸化物質、活性酸素との関係

中村
中村

肌老化の原因となる活性酸素を減らしてくれるなんて…浴びるほど塗りたくなって来た←適量を守ってください

2. 敏感肌の肌質改善

敏感肌を作る「神経線維の伸長」を防ぎます。

医学博士
医学博士

神経が肌表面にまで伸びて来ると、些細な刺激にも赤くなったり過敏な肌になります。

お肌が乾燥したり、紫外線や異物等の外部刺激を受けると、刺激を感受する神経線維が伸び、より刺激に敏感になって行きます。

神経線維が伸びて肌が敏感になるプロセス

神経線維が伸びると肌が敏感になる仕組み

バリアビタミンCは、この神経線維を伸長させる、2つの物質の増加を抑えます。

神経線維が伸びて肌が敏感になるプロセスをバリアビタミンCが遮断する

医学博士
医学博士

スティンギングテストでも、刺激を受けにくくなったという結果が出ています。

スティンギングテスト
化粧品や製品を使用する際に生じるピリピリ感やヒリヒリ感、かゆみなどの感覚刺激(スティンギング)を評価するテスト

3.シワ改善・美白効果

もちろん、普通のビタミンCとしての効果も持ち合わせています。

コラーゲン産生促進効果
⇒シワの改善、たるみ毛穴、開き毛穴の改善
メラニン産生抑制
⇒シミの予防
ビタミンCだと、例えば医薬部外品では3%で効果が認められていたり、一般化粧品でも20%近くのものもあり、高濃度で配合されることが多いですが、このバリアビタミンCは低濃度で以上のような効果が期待できるとても優秀な成分。
中村
中村

低濃度でもメラニン産生抑制効果があり、有名な美白成分、アルブチンの10分の1の量で、同程度の美白効果があるんです!

医学博士
医学博士

ビタミンCは高濃度で配合すると刺激が出やすくなりますが、バリアビタミンCは低濃度で高い効果を得られるので、刺激を抑えられる点が非常に優秀です!

敏感肌でも大丈夫?バリアビタミンC使用アンケート

敏感肌の方なら、ビタミンC化粧品で刺激を感じたことがある方も多くいらっしゃると思います。そこで、ビタミンC化粧品の刺激に関するアンケートを行いました。

すると、ビタミンC化粧品で刺激を感じた経験のある方のうち、約89%の方はバリアビタミンC化粧品が刺激なく使えたという結果になりました。

バリアビタミンC化粧品で刺激を感じましたか?
(全回答者62名中、ビタミンC化粧品で刺激を感じた経験のある方27名の回答より)

バリアビタミンC刺激アンケート結果

※注意点※
・ビタミンC化粧品で刺激を感じた方は、刺激の原因がビタミンCでない可能性もあります。
・バリアビタミンC化粧品で刺激を感じなかった理由も、バリアビタミンCが低刺激だから、という理由以外にも他の成分の効果の可能性もあります。
・製品化されたものの比較ですので、純粋に成分刺激の比較ではありません。

医学博士
医学博士

バリアビタミンCそのものが低刺激であると同時に、セラミドによる肌バリアの強化、活性酸素の消去、敏感肌を作る「神経線維の伸長」を防ぐ効果で、お肌が刺激に強くなっていることも考えられます。

中村
中村

敏感肌脱出のカギとなる成分かも!バリビタC!←略すな

バリアビタミンCまとめ

バリアビタミンCの3大効果
1.肌バリアの強化
(セラミド等による強化・活性酸素を減らす)
2.敏感肌の肌質改善
(敏感肌を作る神経線維の伸長を防ぐ)
3.シワ改善・美白効果
(アルブチンの1/10量で同程度の美白効果)
中村
中村

いいことづくめなので、バリビタCをスキンケアに取り入れない手はないっ←早速使ってる人

医学博士
医学博士

美白や美肌効果のあるビタミンCを、その刺激の強さから諦めていた敏感肌の方に、是非取り入れて欲しい成分ですね。

敏感肌の方へ
低濃度で効果を得られる成分なので、それを踏まえ、低濃度で配合されている化粧品は特に注意点はありません。
ただ、高濃度で配合された化粧品もないとは言えないので、全成分をよく見て、必要であればパッチテストを行うなどしてください。
中村
中村

今からの時期、花粉で顔が痒くなりやすいのでその対策も兼ねて、バリビタC、しっかり塗ってます!使用感もマイルドで良き♪

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