皆様こんにちは、セラミド化粧品DSRの西川です。
本日は成分マニアの中村さんに、レチノール誘導体の仕組みと、「リノール酸レチノール」と「パルミチン酸レチノール」の違いについて説明してもらいたいと思います。
まずは、前提知識として、そもそも「誘導体」って何?
レチノールの概要や分類についてはこちらをご参考ください
▶シワに効く?シミになる?「レチノール」という美肌成分をご存知ですか?
レチノールが「誘導体」という形を取る理由
レチノールは光や熱、空気によって酸化されやすく不安定なの。
紫外線に当たって簡単に壊れてしまうようでは、お肌で効果を発揮できないわよね。
そこで、高級脂肪酸であるパルミチン酸やリノール酸を結合させると、長時間安定し、効果を維持で
「リノール酸レチノール」と「パルミチン酸レチノール」どちらがいい?
さて、リノール酸とパルミチン酸に助けられ、ようやく安定したレチノール。
お肌に塗った後は、レチノールから、リノール酸・パルミチン酸が切り離されます。
ここで、誘導のお仕事は終わり(笑)
独り立ちしたレチノールは、その効果を発揮していくので、どちらもレチノールの効果としては基本的に同じよ。
一方、切り離された誘導員さん(リノール酸、パルミチン酸)達は、別の仕事をするの!
・リノール酸:美白
・パルミチン酸:保湿
彼らも、その成分本来の力を発揮して働くのね。
成分単体で見ると、トータルの美肌効果は「リノール酸レチノール」の方が高いと言えるかもしれないわ。
美容液は、レチノール誘導体以外の成分も入っていますから、レチノール誘導体の効果だけではなく、他の成分もチェックして、お肌に必要なもの・合うものを選ぶことが大切よ。
シェルシュールのレチノール美容液「モイスチャーマトリックスQ」と「モイスチャーマトリックスEX」って、どう違うの?
レチノール誘導体が「誘導体」な理由、そして、「リノール酸レチノール」と「パルミチン酸レチノール」の違い、お分かりいただけたでしょうか?
ありがたいことに、最近のモイスチャーマトリックスQ人気等もあり、なかなかtwitterに登場できない中村ですが、twitterでもできる限り絡んで行こうとしてるみたいですので、製品のご感想や、気づいたことなど、つぶやいてみてくださいね!
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レチノールの上手な使い方についてはこちらで詳しく解説しています。
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