こんにちは、ヒト型セラミド化粧品DSRの西川です。
本日は、DSR設立20周年を迎えるに当たり、代表取締役であり、創業者であり、全商品の開発を担う高岡にインタビューしました。
DSRのこれまでと、これからと。
代表取締役高岡・プロフィール
大阪府出身。神戸大学卒。医学博士。
元神戸大学バイオシグナル研究員、元奈良女子大学非常勤講師。
バイオテクノロジーの研究員、化粧品・健康食品の開発などを経て、スキンケアで困っている方々に少しでも力になりたいと思い起業。
20年を振り返って~10年間の苦労・人との出会い~
――― 最初の10年は相当苦労したそうですね
本当に苦労しました・・・商品に自信はありましたが、思うように売れなかったからです。
まず、当時はネット通販に馴染みのない方が多く、ネットで化粧品を買うことは、今ほど当たり前ではありませんでした。
また、当時から変わらない、DSRの基本的なスキンケア理論
- お肌の健康のためにバリア機能を失わない・修復するスキンケア
- 保湿は、水分を与えるのではなく、水分を保持できる肌を作ること
こちらも、なかなか受け入れて頂くことができませんでした。
その時代はまだ「化粧水で水分を与えて油分でフタ」が当たり前の時代でしたし、「セラミド」や「バリア機能」なんていう言葉は、全く浸透していませんでしたから。
――― どうやってその苦境を乗り越えることができたんですか?
ある時、とあるブロガー様がシェルシュールのことを知ってくださいました。
アトピーや脂漏性皮膚、毛穴で悩まれ、お肌と向き合われる中で、シェルシュールの化粧品で効果を感じブログで紹介してくださったところ、シェルシュールの化粧品が売れるようになりました。
そして、DSRのスキンケア理論に共感し、商品をご愛用くださるお客様から、真摯なご意見を頂きながら改善を重ね、より多くの方々にシェルシュールを受け入れて頂けるようになりました。
順調な道のりではありませんでしたが、お客様からの沢山のお喜びの声に支えて頂きましたね。
お蔭様でスタッフも雇うことができるようになり、自主的にさまざまなことを進めてくれているので、私自身は、さらなる化粧品の開発や、敏感肌の基礎的な研究等にも時間を割くことができるようになったことも、DSRの発展には大きかったです。
ご愛用下さるお客様、頼もしいスタッフを含め、協力してくださる方々のおかげで、ここまで来ることができました。
人との出会いに、周りの皆様に、心から感謝しております。
ありがとうございます。
広がっていくDSRの想い
――― DSRのスキンケア理論はどのように広がっていったんですか?
前述のとおり、DSRのスキンケア理論は、創業当初は世の中になかなか受け入れられにくかったのですが、それでも共感してくださる方がいました。
最初は、某E社の社長でした。
DSRのスキンケア理論に共感し、ニキビ肌に悩み、ニキビのためのスキンケアを開発してほしいと連絡くださったことがきっかけで、スキンケアラインの開発を担当することになりました。
その後、奈良女子大学の教授から、女性のためのスキンケアについて講義をしてほしいと依頼を頂き、非常勤講師を務めました。
スキンケアの化学的な講義だけでなく、化粧品会社でのノウハウを生かし、学生さんたちと商品開発のシミュレーションも行いました。
その時に出来上がった処方は、今のモイスチャーフェイスウォッシュADに引き継がれています。
神戸大学でもスキンケア成分に関する共同研究を行っており、現在特許出願中です。
また、皮膚科、婦人科の先生とも定期的に情報交換をしており、現場の医師の意見を化粧品の開発に取り込みたいと考えています。
SDGsにも積極的に取り組むなど、一企業としての社会的責任も果たして参ります。
いえいえ、むしろ周りの企業が「セラミド」を盛り上げてくださったお蔭で、シェルシュールの認知度も上がってきている、と感じています。
実際のところ、DSRとしてセラミドやバリア機能とさんざん言っていても、なかなか拡散しなかったのですが・・・大手企業が言ってくださるおかげで、シェルシュールのセラミド化粧品も認知されるようになったと、むしろ感謝しているくらいです。
最近ではSNSでシェルシュールについて真摯な発信、拡散して下さる方も増え、言葉に尽くせない程有難く、感謝しております。
DSRのスキンケア理論は深化する
――― DSRのスキンケア理論は変わりましたか?
スキンケア理論の根本的な部分は当初から変わりません。
- お肌の健康のためにバリア機能を失わない・修復するスキンケア
- 保湿は、水分を与えるのではなく、水分を保持できる肌を作ること
イメージだけではない、皮膚科学に基づいた正しい保湿の概念が広まり、「セラミド」「バリア機能」が一般的にも浸透してきて、シェルシュールのスキンケア理論も受け入れられやすくなってきたと感じます。
――― 注目している最新のスキンケア理論は?
皮膚科学の進歩に伴い、「サイトカイン」という炎症を引き起こすトリガーが、敏感肌に大きく関わっていることが分かってきました。スキンケアの目指すところの奥が深まってきていると感じています。
そこで、基本的なスキンケア理論「洗顔・保湿」を大切にしつつ、さらにサイトカインに着目した「紫外線ブロック」「炎症の抑制」で、敏感肌の改善に深くアプローチしていきます。
今後の展望~敏感肌改善のためにあらゆるアプローチを~
――― 美しい肌を手に入れ、健康なお肌を維持する方法とは?
それには、化粧品によるスキンケアだけでは不十分です。
「スキンケア」だけでなく、「身体の健康」「メンタルヘルス」の、3つのアプローチ全てが不可欠です。
今後この3方向のアプローチを意識しながら、さらに敏感肌の方のお役に立てるような活動をしていきたいと考えています。
――― SNSでは敏感肌のDSRが香りのある化粧品を開発?と話題になっていますが…
会社設立20周年の節目に、新たなチャレンジをしたいと考えています。
それが「香りのある化粧品」の開発です。
香りは「メンタルヘルス」に大きく影響し、化粧品だけでは得られない効果を与えることができます。
この香りの力を得て、肌トラブルの原因の1つである、精神的なストレスにアプローチしていきたいと考えています。
「敏感肌は無香料」が当たり前となっている、今の時代にそぐわないのでは?と感じる方も多いと思いますが、これは、世の中の常識やイメージではなく、皮膚科学に基づいた、合理的な敏感肌改善のアプローチなのです。
DSRだからこそ、このハードルを乗り越え、敏感肌改善の可能性を広げることができると考えています。
どうぞ、DSR 20周年目のチャレンジを、暖かい目で応援していただけると幸いです。
なお、ノーブルヒルの最新情報は、twitterやインスタグラムにて発信しております!
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