日焼け止め選びに、新基準が導入されたわよ!
え? SPFとかPAじゃなくて?
そう、今日は新しい「UV耐水性表示」について解説します。
日本化粧品検定協会認定 コスメコンシェルジュインストラクター。
LINEの無料スキンケア相談が、親切すぎる!と大人気。
日焼け止め選びの基準「SPF・PA」復習
まず、紫外線には2種類あるの。
UVB:乾燥やごわごわ、炎症、そしてシミを作る
UVA:肌を黒くしたり、シワやたるみの原因になる
SPF,PAは、それぞれに対応してるんですね。
SPF:肌を赤くする紫外線「UVB」を防ぐ力
PA:肌を黒くしたり、シワの原因になる紫外線「UVA」を防ぐ力
SPF・PA値の高い日焼け止めを塗れば、日焼け対策は万全ですね!
ちょっと待った――っ!日焼け止めが汗や水で落ちたら意味がないっ!
そこで、新たな指標として導入されたのが「UV耐水性表示」です。
日焼け止め選びの新基準「UV耐水性表示」
一言で言えば「外からの水にどれだけ強いかの指標」です。
UV耐水性表示とは
SPFの近くに書かれていて、★か★★で表示されます。
- UV耐水性★
水中で20分運動を2回(計40分)繰り返しても、SPFが50%以上維持される - UV耐水性★★
水中で20分運動を4回(計80分)繰り返しても、SPFが50%以上維持される
UV耐水性表示の測定方法
水流を発生させた30度のお風呂に水浴し、ビフォーアフターでどれだけ残っているかを確かめます。
50%以上残っていれば、★マークが与えられます。
- 40分試験(20分×2)⇒★
- 80分試験(20分×4)⇒★★
UV耐水性表示の読み方と注意点
SPF50★1つの日焼け止め
→40分プールで遊んだら最低50%以上は残っている
→SPF25以上の効果は残る
という意味です。
ジョギング40分して汗かいても、日焼け止め効果は50%以上残っているってこと?
はい、ここに落とし穴!テストに出るわよ!
× 「内側」からの汗や皮脂に対しての耐久性ではない
〇 プール等で「外側」からの水に対しての耐水性
夏はほぼ常時汗かいてるから、UV耐水性を過信せず、早めの塗り直しが肝心よ!
ジャグジーなど強い水流や、人や浮き輪との触れあいがあると、落ちやすくなる可能性もありますね。
ウォータープルーフ=UV耐水性?
違います!
ウォータープルーフは、各メーカーが独自に付けているものなので、基準がバラバラです。
もう少し先の話になりますが、2024年12月以降は、ウォータープルーフという表記のルールも変わります。
- SPF表記がある日焼け止め
→ UV耐水性表示がないと「ウォータープルーフ」は使えない - SPF表記がないメイクアップ用品等
→各メーカーの判断で「ウォータープルーフ」を使える
敏感肌の日焼け止めの選び方
UV耐水性表示のあるものは、汗にも落ちにくいですが、メイクオフもしにくくなります。
それを落とそうと、毎日強いクレンジングを使えばお肌の負担になりますし、反対に、日焼け止めがお肌に残っても負担になります。
敏感肌の方は、水と長時間触れ合って、塗りなおしができない日にだけ、UV耐水性のあるものを使うのがおススメ!
モイスチャーマトリックスUV+
そこで、敏感肌さんの日常使いにおススメなのが・・・
新発売の「モイスチャーマトリックスUV+(プラス)」
日焼け止めでお肌が荒れやすい敏感肌の方へ、これでもか!と工夫を重ねました。保湿成分ヒト型セラミドや、整肌成分ビタミンB6も配合。
≫ シェルシュールから敏感肌のための日焼け止めが新発売!日焼け止めジプシーを救う?
紫外線吸収剤をカプセルに閉じ込めて配合するなど、日焼け止め効果を出しながら、刺激を徹底して抑えています。
なお、O/W(ウォーターべース)でみずみずしい反面、耐水性が強いものではないので、敏感肌の方の日常使いにおススメです。
≫ モイスチャーマトリックスUV+は、ウォーターベース?オイルベース?
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